時の経過をひたすら待つ?じっと我慢の機内

飛行機での移動は船よりも早い反面、狭い機内に閉じ込められて辛いこともあります。もちろんあくまでもエコノミークラスでの話ですが。
ファーストクラスやビジネスクラスの席で、足をのばしてゆったりと機内で過ごすことができるのであれば良いのですが、「その他大勢のクラス」ではそうもいきません。横はともかく、前後のスペースをもう10センチ余裕があれば良いのだけれどね。

とはいってもどこの航空会社を利用しても、エコノミーはエコノミーで大差なし。エコノミー症候群にならないように、まめに足先を動かしたり、すいている時にはあまり行きたくなくてもトイレにいったりと、それになりに努力はしています。

そこで思うのですが、お客も辛いということです。あっ、エコノミーの乗客ですよ、もう一度言いますけど。それもヨーロッパ線などは10時間越えですからきついです、いくら足が短くても。

何が大変かというと、じっとしていることが辛いのです。手足が伸ばせない。伸ばせは隣や前後の人に迷惑がかかる。

以前パリ行のエールフランスの機内で、すぐ後ろに小さな子供連れのフランス人らしきファミリーが乗っていました。ちょうど私の後ろがその小さな子供の席で、私の背もたれをしきりにキック。

何時間も続いたら優しく一喝?するところでしたが、途中で寝てしまったのか、しばらくしたら落ち着きましたけれど。

エコノミー席でもけっこう空席があるときは、わりと圧迫感がないものです。ましてや隣の2席が空いている時などは、お得感たっぷりですよね。

即席ビジネスクラスと化して横になれますし、ちょっと狭いけれど。ちょうどニュージーランド航空のスカイ・カウチをただでゲットした感じですかね。

ところがぎっしり満席のエコノミークラスなどに乗った暁には、座席に座ったときから悟りの境地です。これから修行が始まるのだと・・・。

私はフライトモニターで飛行ルートを見るのが大好きです。飛行速度、到着時刻、現地時間などいろいろ知ることができますが、特に「目的地までの飛行時間」が気になるんです。残り半分過ぎたころから、ようやく希望の光が見えだしたりしてね(笑)。

こういっては何ですが、いっそうのことCAさんたちのように動いている方がまだ楽かも、と何もしないで勝手なことを思ったりすることさえあります。

LCCは別として、たいていはエコノミー席でじっとしているだけでも、飲み物や食事がもらえるわけですから、ありがたいといえばありがたいわけです 。

狭い席での長時間フライトがスタートしたら、じっと腹を据えて堪え難きを絶え、とにかく安全に自分の身を運んでくれることだけをしっかりと願うことにしましょうか。