この3月、久々に海外旅行に出かけました。
コロナ禍が続いたこともありますが、自分が旅行できることのありがたさを実感する旅となりました。
何といっても遠出するときは、同居している99歳の父親を残していくという課題があります。これをクリアできていたのは姉をはじめ周りの人たちのお陰なのだとつくづく思ったのです。
高齢の親を残して海外旅行に出るか出ないかは、当然ながらその状況次第。
うちの父親の場合は杖を用いて家の周りは歩けますが、長距離は無理。最近特に本人の気持ちの中で不安度が急上昇。
行くと決めたら
まず老親の居場所を確保。私の場合は以下の選択肢がありました。
①姉宅にホームステイ
②ショートステイを利用
③一人で家にいてもらう。弁当を頼む。隣近所にもそれとなくお願い。
最近、そして今回も①の姉宅に預ける、を選択。
80代の頃は、まだ今よりも少しは元気だったので③を選択。社会福祉協議会を通して弁当を注文しておきました。 生存確認を兼ねて弁当配達してもらえるからです。姉や隣人もときどき様子を見に訪問。
90代になってからはさすがに一人で残しておく雰囲気ではなく、姉宅にホームステイ。たまたま近くに姉がいたからできたことではありますが。
ショートステイはまだ利用したことはありません。以前近所のご夫婦が、90代のおばあちゃんをショートステイに預けて海外旅行に出かけていました。安心して出かけていたようです。
親が寝たきりの状態ですと、また違ってきますよね。
わが家も父が寝たきりになる可能性はものすごく高いので、そうなったら私も出かけないでいるかもしれません。状況次第で自分も変わる、ということで・・・。
母上が心配で一泊の旅行にさえ出かけない友人もいます。親への思いやその人の考え方にもよりますね。
私は・・・冷たい。旅行優先。これって父親譲り(笑)。
老人と行く海外旅行~目標は生きて帰国!
気づき
最近は姉宅に預かってもらうのですが、なるべくできることは自分でさせることを条件にしています(笑)。洗濯物をたたむとか、ちょっとした仕事です。
ところがその頼りの姉が、昨年病気で一か月以上も入院。今はまた普通の暮らしに戻ってはいますが、今までのように無理はできないと思います。
姉の入院ではっと気づいたことは、姉が元気でいてくれたから、私も遠くに旅に出かけられたのだ、ということでした。
当たり前のように姉に頼っていましたが、いつも頼れるわけではない、ということに気が付いたのです💦。
私の場合は姉ですが、ショートステイにしても病院にしても、そこの職員の方たちのお陰で、自分が出かけられるのだということです。家にいてもらう場合も、近所の方のお世話になったりもしましたしね。
そういえば11年前に父が倒れて入院していた時、すでにマイルで航空券を予約済だったこともあり、予定通りクアラルンプールへ飛びました✈。緊急連絡先を姉宅に変更して・・・。
あの時は「病院においておけば安心だしね~」という、楽観的なナースの悪友??の言葉に押されたりもして(笑)。
まあ人間、心配してもキリがないというのもありました。
まとめ
姉の入院をきっかけに、老親を置いての海外旅行は、周りの人たちみんなのお陰でできるのだと感謝したのでした。
たまたまニューヨークを訪れていた時に母が亡くなり、帰国した時には葬式もすべて終わっていた、という歴史がある私。
せめて父親は見送ってあげたいとは思っています。
いずれにしても、99才を残して海外旅行ができるのは、いろんな人たちのお陰なのだとつくづく思うこの頃です。