育てるということ~時間という栄養素

今年の雑草園では秋バラがけっこう咲いてくれました。ずっと不調だったバラの木が、去年あたりからのびのびとした樹形になり、調子が出てきたものもあります。

どれもすでに15年ほど経ったものばかり。ずっといまひとつという状態だったのがここにきて好調。窒素・リン・カリウム・の他に、ひょっとして時間という栄養素が不可欠なのかも。

15年前に新苗から植えたイングリッシュローズのキャサリン・モーリー。最近のびのびした樹形になり、蕾もたくさんついています。来春への期待は高まります。

キャサリン・モーリー

なかなか大きくならなかったアブラハム・ダービー。これまた15年前に新苗から育てています。香りも良くとても好きなバラですが、なかなか成長せずに委縮した樹形でした。ところがこれも去年あたりから何気にのびのびとしたお姿に~。嬉しいです。

アブラハム・ダービー

背丈の低いピンクのバラ。誰からもらったのだろうか。無くなった伯母から挿し木でもらったものかも知れません。でもまったく大きくならず。花はきれいだけれど一輪二輪の世界💦。

ついにこの秋には「戦力外」ということで別れを告げようと思っていた矢先、何と蕾が三つも付いてしまって!またしばらく様子見です(笑)。

ピンクのバラ

こちらのピンクのバラは隣の家との境にあります。挿し木から育ちました。以前はよく咲いてくれましたが、去年あたりから不調。

今年の春に根元を見たら穴が・・・カミキリムシです。手遅れ覚悟で薬剤を注入。それが効いたのか、秋になったらたくさんの蕾が付きました。

これもやはり「戦力外」ということでばっさりやろうと思っていましたが、ベテランの意地?を感じました(笑)。偉い!

ピンクのバラ

植物を育てるというのも忍耐が必要ですね。死にそうだった木が復活したりして。管理人は短気になってはいけません。植物も一生懸命頑張っているんだから。

NPK(窒素・リン・カリウム)といった「肥料の三要素」の他に、「時間」という栄養素が必要ですね。NPK+T(時間)ということで「NPKT」が「肥料の四要素」ということで、理科の教科書に載ったり・・・しないか。

このT(時間)という栄養素ですが、植物だけではなく、人間を育てるときにこそ重要になるのは確か。大切にしなければ・・・。

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