晩秋の日帰り旅~和の世界へ

先週、県内にある茶道美術館で和の世界に浸ってきました。魚沼に行ったときと同じ相方さんとの二人日帰り旅。今回も彼女の車でドライブ。40分ほどで到着。

もみじの多い公園内にある施設でした。まだ紅葉には早かったこともあり、二人だけでお茶室を独占。贅沢なひと時に感謝です!

今日から11月。「年の締めくくり」として海外旅行にでも行きたいところです。しかしコロナのために海外旅行は我慢の年となりました。

それならもう国内、それもしっかり和の世界を堪能してみようと身近を探してみました。日本にいるのだから和の世界にいることには違いないけれど、いつものざわついた暮しではなくて「静寂な和の世界」を求めて・・・。

木村茶道美術館

私たちが訪れたのは柏崎市にある「木村茶道美術館」。知人から勧められていましたが、ようやく行くことができました。

この美術館は赤坂山公園の中にあり、600本のもみじが紅葉する季節には夜のライトアップも行われます(10月下旬~11月下旬)。

残念ながら今回は紅葉には早すぎましたが、その分人混みとは無縁だったので良しとします(笑)。私は人混みが苦手なのでこれで満足。でも少しは色づいたもみじも見たかったな~。

茶室に案内されてお茶を頂きました。丁寧な説明付きです。お茶の作法を知らなくても全然OK。私たちも無作法をお許しいただきました💦。

以前まんがでお茶について読んだことがあったり、隣のお寺の奥様からお正月にお茶を立てていただいたりする私。ただ一年に一回のことですから、基本的な作法さえすっかり忘れてしまって・・・💦。
木村茶道美術館

道具は使ってこそ価値あり

この美術館のすごいところは、展示室にある歴史のある茶道具が、私たちのお茶席で実際に使われるというところなんです。話しに聞いてはいたけれど、実際に展示室で「本日使用中です」といった札を目にした時には、ちょっとした感動でした。

「使ってこそ道具であり、使わなければ道具が死んでしまう」(パンフレットより抜粋)なんですよね。これは、自分が収集したものを「みなさんに使っていただき、美の世界を楽しんでいただきたい」(パンフレットから抜粋)というのが、この美術館の創設者である木村さんという方の思いだとか。納得です。

私たちが案内された部屋は4畳半の茶室ではなく、座敷という感じの広い部屋でした。床の間の茶花は季節の花ツワブキ。そういえば庭に黄色い花が咲いていました。

ツワブキの花

スカーレットを見る?

お茶を頂いた後は展示室へ。歴史を感じさせるお茶道具の他に、神山清子・賢一展コーナーもありました。

神山清子さんはNHKの朝ドラ「スカーレット」の主人公のモデルになった方です。過去に4年ほど小千谷市で陶芸活動をしていたそうです。実際に私たちにお茶の説明をしてくださった方が神山さんの弟子であったこともあり、この美術館との縁に繋がっているようです。

神山清子さんの息子の賢一さんは、31才のときに白血病で亡くなっています。賢一さんの作品はお母さんの作品と共にしっかり残されていました。

お昼はカフェ

和の雰囲気の中で過ごした後は、街のカフェで腹ごしらえ。建物の二階にある隠家的なカフェ。ここが大正解!

元サーファーっぽい元気なお姉さんが応対してくれました。密を避けてか、テーブル数も限られていてゆったりした店内。相方さんはローストビーフ丼、私はトマトソースのパスタをオーダー。

トマトソースパスタは実に私好みで、少し酸味が効いたトマト味。選んで正解でした。また相方さんのローストビーフ丼もとても美味しかったようです。てきぱきした店のお姉さんといろいろ話をして楽しみました。

おいしかった~!

まだ新しいこのカフェも、コロナ禍で今年の前半は閉じざるを得ず、商売急下降。しかしここにきてまた常連さんも来てくれたりと元気を取り戻しつつあるようでした。

それに何よりもお姉さんの前向きな考えが良いんです。「去年はすごく忙しかったので、今年は店がなかった分、ゆっくり休んだり楽しんだりできた」とのこと。話をしていて元気をもらった感じです。

最後に彼女「うちは絶対に手抜きはしません!」という自信のある言葉が印象でした。それ納得した~美味しかったもん。

何度も「美味しかったよ!」と彼女に言って店を出ました。本当に良かった時は、何度も褒めます、私。応援したくなる店「MALIBU CAFE」でした。

さいごに

今年の地元小旅行第二弾でしたが、けっこう充実した良い時間が持てました。

紅葉には早かったけれど、人も少ないし、やはり平日は良いですね。次はどこへ行こうかなんて思うけれど、もうすぐ雪が降る季節だから来春のお楽しみかな?同じ場所でも季節が変れば風景も変わりますよね。

まだ当分の間、遠出は無理そうだから、近くの良いところをまた発見したいと思います。灯台下暗し返上を目指してね。

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