月を見上げて

先週末、9月10日は中秋の名月でしたね。

何年ぶりかな~夜空そして満月を見上げたのは。

人間はどうしても下を見て暮らすことが多いけれど、たまには上を見て暮らすことも必要だと実感しました。

まんまるの「お月さん」を見上げていたら、心がリセットされた、そんな気分の夜でした。

十五夜のことはすっかり忘れて布団に入ったところ、友人からのラインが。

「中秋の名月が素晴らしいです!!!」とのメッセージ。ちょっと面倒に思いましたが、彼女と話を合わせるためにも(笑)、布団から抜け脱し外へ・・・。

夜空を見上げると確かに月は出ている模様。しかし裸眼では形がぼやけてしまい、急いで眼鏡をかけて出直すことに💦。

今度はくっきりと見えました、夜空に浮かぶ満月、本当に久しぶりです。それもこの季節の十五夜です。

夜空に輝く星や月を見上げていると、人間世界の小ささをいやおうなしに認めることになりますね。

本を読む、文字を書く、絵を描く、パソコンやスマホを使う、畑を耕す、草を取る、料理をする・・・下を向いてする作業の多いこと!

上を向いて歩こう~といわれても、ちょっと危険。夜空なら落ち着いて見上げる雰囲気ではないでしょうか。

ちょっとした悩みも、月を見ていると、なんだかどうでも良くなるような気さえしてきます。

何年かぶりに見た中秋の名月に感動し、翌日も夜空を見上げてみました。

すでに月は少し欠けており、「十六夜(いざよい)」の月に。

実は私、「じゅうろくや」と読むものだとずっと思っていました。いくつになっても無知は無知~💦。や~勉強になりました。

十五夜は毎月ありますが、秋の十五夜である「中秋の名月」は特別です。秋の収穫における豊作祈願の行事として広がったものだとか。

ススキを飾り、お団子や芋、栗など、秋の収穫物をお供えして、後でそれらをいただく、なんていいな~やったことないけれど。

 

残暑は残るものの、涼しくなり始めたこの時期に月を愛でるというのは、日本ならでは、といえるかも知れません。

そういえばラインをくれた友人は長年海外在住。十五夜の日はたまたま里帰り中でした。彼女にとっては「日本的なもの」がとても嬉しいようです。

下を向いてばかり暮らす中、ときには月の輝く夜空を見上げて見るのも良いものです。こころが喜ぶ、そんな気がします。

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