近距離はともかく、海外への飛行機で必ず利用するのが機内トイレ。あの狭いトイレはできれば使いたくないのですが、そうもいきませんよね。
飛行機内だけではなく、公衆のトイレは、次に使う人のことも考えてきれいに使わないとね。自分でも汚いトイレを使いたくはないですから。
トイレって人間生活を送るうえで、すごく重要なところだと思います。そこが快適かどうかで気分が全く違ってきます。
よくいわれますよね、店のトイレが汚いとその店の印象が悪くなると。特に飲食店のトイレが汚れていたり、店内にトイレの臭いが漂っていたりしたら、もう食欲減退です。いくら美味しい店でも二度目はないかも知れません。
忘れもしない汚れた機内トイレ
私にとって忘れもしない機内トイレの思い出があります。残念ながら汚い方の思い出ですが。もう20年ほどたった今でも忘れはしません、あの汚いトイレ!
私は、ロスアンゼルスからニューヨークに向かっていたユナイテッド航空(UA)に搭乗中でした。トイレを使おうとドアを開けたら、信じられないほどの光景が目の前に!床が水浸し?で足の踏み場もなく、便器内も・・・。どうしたらこれほど汚せるのだろうかと感心するほどでした。
それまでシンガポールなど東南アジアに時々行っていた関係で、シンガポール航空(SQ)をよく利用していました。その後でのUA機内のトイレは刺激的?でありました💦。SQでは一度もこんな不快なトイレにお目にかかったことがありませんから。
実は私がUAを利用したのはそれが初めてではありませんでした。中米旅行のときはUAの周遊権を使っての旅でした。
正直成田から機内に入った瞬間、なぜかあまり快適な空気を感じませんでした。しかし餌のような機内食も、エコノミーですからしょうがないと悟り、無事私を各目的地に運んでくれた(これが一番大事!)ので合格としました。
ところがこのニューヨーク行きの機内トイレで、もう二度とUAは使いたくはないと思ったのです。そして実際あれから利用していません。でも路線の関係で選択の余地が無ければ、またお世話になるかも知れませんけれど。
いや、プライベートな旅行なら、UAしか飛んでいないところへは行かないでしょう、たぶん。
このようなことを言うと、まるでUAが悪いだけの航空会社だと誤解をされるかと思いますが、クルーたちに関してはまた別の話です。
トイレは汚かったけれど
実は私は米国内の地上では、UAのクルーに親切にしたもらった経験があります。
初めてNYを訪れた時のことです。空港からリムジンバスに乗ったら、隣の席に座ったのが偶然UAの女性CAでした。とても気さくで優しい人だったので、話しているうちに、初NYということで緊張気味だった私もリラックスしてきたのを覚えています。
また二度目は、これまたNYでした。帰国当日、ケネディー空港までバスに乗りましたが、自分のターミナルへ行くにはどこで降りたらいいのかよくわからず不安でした。そこにまた偶然い合わせたのがUAのクルー。
その背の高い黒人CAは、自分が下りるときに、私を間違いなく降ろしてくれるようにとバスの運転手に頼んでくれたのです。そのさりげなさが何とも心憎くて、いまも心に残っています。
ということでたまたま自分が載った飛行機がUAで、そのトイレが酷く汚れていたという話でした。がやはり一事が万事といいます。トイレの印象はどうしてもその航空会社のイメージに影響を与えてしまうと思うのです。
今年の「ワールド・エアライン・アワード」
何だか不思議です。ちょうどこのブログを書こうとしたら、今年の「ワールド・エアライン・アワード」という記事が目に入ってきました。
これはイギリスのSkytrax社が発表するランキングです。今年は2440万票からランキングを作成したそうです。
今年の一位はシンガポール航空。上位常連ですね。
UAはなんと88位で、米国航空会社では最下位。いろいろ話題を提供していましたからね。米国の航空会社全体が低いランキングです。
ただしアジア系と米系の航空会社とは、サービスに関しての考え方が違うのかも知れませんね。
というのもあのNY行きのUA便は、途中乱気流でけっこう揺れました。その時にトイレに行こうとした男性乗客がいたのですが、CAにビシッと注意されたのです。
こういう点では米系のCAは保安要員としての認識が強いのかと、頼もしくさえ思えたほどです。
ただね、たまにはトイレのチェクもして欲しいな。トイレは全てを語るといいますから。