ホテルのブッフェ式朝食~基本ルールの復習

もうすぐゴールデンウィークがやってきます。今年は10連休の方も多いようですから、国内外を問わず、旅行にお出かけの方も多いことでしょう。

ホテルの朝食は、ほとんどの場合ブッフェ式です。特に海外の高級ホテルの朝食レストランには、実に様々な料理が並んでいて、どれを取ろうか迷ってしまうほどです。様々な人種、宗教を苦慮したメニューが用意されていますから。

そのように見ているだけでも気分が盛り上がるたくさんの料理。できれば全~部食べてみたい、なんて思うのは私だけでしょうか?

いくらたくさんの料理が並んでいるからといって、「欲張り根性丸出し」はマナー違反です。

あなたは、ホテルのブッフェ式朝食の基本的なルールをご存知ですか?

正直ほとんど自信がないままに、海外のホテルで朝食を取ってきた私💦。ここらでもう一度基本的なルールを復習することにします。良かったら一緒にお付き合いくだい。

海外ではバイキングという言葉は忘れよう

ホテルの朝食のように、自由に好きな物を取って食べるスタイルをブッフェ(バフェ、ビュッフェとも表記)といいます。ときにはスモーガスボードとよばれることもあります。

ただし「バイキング」と呼ぶのは日本式。海外に行ったら、朝食レストランでは「バイキング」という言葉は忘れましょう。通じませんから。

ブッフェ式についてのQ&A

Q:料理はどのような順序で食べるのが良いの?
A:オードブル・メイン・デザートというように、コース料理と同じ順に食べていけばOK。

冷たい料理と温かい料理を同じ皿に盛らないようにします。また一皿に取るのは多くても3種類でストップ。

Q:遠慮深い性格なので、何度も料理を取りにいくのが気が引けるんだけど~。
A:大丈夫。料理を取るために何度も席を立っても良いのです。それだけ料理を楽しんでいる証ですから、ホテル側も何も言いいません。

Q:貧乏性なので、皿を何枚も使うのが申し訳ないんだけど・・・。
A:遠慮は無用。料理を取りに行くたびに、新しい皿に取りかえでいいんです。それよりも同じ皿を使い回すことの方がNG。

この件はいつも私が思うことなんです。日ごろから食器洗いが嫌いなため、ホテルのブッフェで何枚も皿を使うことに罪悪感があるのです。

Q:料理を取りに行っている間に、テーブルを片付けられてしまったんだけど~。
A:それを防ぐためにナプキンとカトラリーで「まだいるよ」サインを!

・ナプキンを椅子の座席に置く、または背もたれにかけておく。
・食べ終えた皿の上に、ナイフとフォークを八の字に置いておく。

いずれにしても料理は、手ぶらで取に行きます。

Q:料理はどれくらいの量を取ればいいの?
A:食べることができる量を。でも迷ったら、最初は少な目に。もっと食べたくなったら、また取りに行けば良い。

Q:食べ終わった後の皿が邪魔なので、下げて欲しい時は?
A:皿の上に使用済みのナプキンを置いて知らせる。それでも下げに来なければ、直接言う。

Q:食事を終えたら?
A:柄を右手前にして斜めにそろえて「食事終了」のサインを。フォークは上向き、ナイフは刃を内側に向けておきます。

実際に目にしたNGシーン

・皿に山盛りに料理を盛るのはNG。

シンガポールの高級ホテルの朝食レストランでのこと。私たちのテーブルの横で食事中のアジア系の女性二人。賑やかにおしゃべりは良いのですが、皿を見ると、なんと山のような料理が!

結局たくさんの料理を残したまま去った彼女たち。あの光景は今でも忘れません。いくらご馳走がいっぱい並んでいるからといっても、「欲」に走らないこと。

・歩きながら飲食はNG

これは欧米のビジネスマンなどによく見られます。歩きながらジュースを飲んだりパンをかじったりしながら、他の料理を取っています。

・大声はもちろんNG

欧州のホテルのブッフェで、数人のスペイン系の人々のテーブルがやけに賑やか。朝から明るく元気なのは結構ですが、食事が終えて立ち去った後のレストランが、妙に静かに感じたほどでした。それだけ・・・うるさかった!

食事は楽しく

ホテルは西洋文化が充満しているところ。そこに箸の国からやってきた日本の私たち。何だか面倒くさいルールが多いですよね。

食事も何種類ものナイフやフォークを使ったり(ディナーなどでは)、スープは音を立てて飲むなとかね~。ただこれも慣れてしまえば、それほど気にならなくなるはずです。

それに何よりもルールにがんじがらめになり、せっかくの食事が味わえないのでは困ります。基本のルールだけは心の隅に置いておき、楽しい食事をいただきたいものです。

良い旅を!

 

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