やまと尼寺精進日記(水無月)~番組作りのために眠っていたものが蘇る!

6月最後の日曜日は「やまと尼寺精進日記(水無月)青葉風吹くお茶日和」でした。今回は尼さんたちの日常生活というよりも、番組作りのために、今までお寺で眠っていた道具たちが蘇る様子を楽しむことができました。

目に優しい番組

いつも思うのですが、この番組では木や花、野菜など植物の色が本当にきれいです。特に今月は、お寺の境内の緑が目に鮮やかで爽やかな気分になります。「目に優しい」番組です。

観音寺はテレビ画面で見る限りは、お寺の建物の周りの敷地はそれほど広くは見えません。もちろん山などを含めれば広いはずですが、これはやはり一度行って自分の目で確かめてみないと・・・。

でも遠いな~。日本海側からだと何度も乗り換えて行くことになるでしょう。でもご住職が愛でておられるあのごちゃごちゃの庭もひとめ拝見してみたいですしね。いつか動かなければ~。

意識して不便な生活をしているわけではない

今回は境内で育ったお茶の葉で茶粥を作る工程を見ました。それもお寺に眠っていたかまどを使って・・・。

お茶の木も境内にあるのですね。でも新葉を摘んでお茶にする方法は知らなかった尼さんたち。車で2時間半もかかるところまで、お茶の煎り方を教えてもらいに行きました。昔からのやり方でゆっくり茶葉を煎るのです。真剣にメモする副住職の慈瞳さんの姿が印象的でした。

お茶の葉からお茶を作るというのは、さすがの尼寺でも行わないようです。番組作りの一環として、「そうだ、お茶を作ってみよう~」な~んて乗りで始めたのでしょうかね。「お寺の3人は時間をかけて物を作ることをいとわない」という前提で、すべてが進められていると私は見ています。

ただし尼さんたちは日頃意識して「不便」な生活をしているわけではありません。というのも今回、茶葉を煎るために長年使わなかったかまどを復活させました。わざわざかまどでご飯を炊いたりは流石にしていないことがわかりますね。

ご存知のようにお寺の台所ではガスを使い電気も使っています。も的に、一般の家庭よりもちょっと昭和の時代を引きづっている感じでしょうか。

NHKもご住職たちの根気の良さに頼りすぎですよ。なんでもやらせてしまって・・・。でも相変わら3人の笑い声が絶えず、楽しそうにやっておらるので、見ているこちらも楽しくなります。

何事にも一生懸命に取り組み、そこに楽しさを見つけ出すのが得意な尼さんたち。ひょとしてギャラの高い芸能人を出演させるよりも、ずっと良いのかも知れません、な~んて下世話な話で失礼しました。

眠っていた道具が復活

茶粥を作るために復活したかまど、そしてお粥をかき混ぜるしゃもじも。この番組制作がなかったら、今後もずっと眠り続けていたことでしょう。普段やらないことを番組のために敢えて行うことで、忘れられていたものが生き返るわけです。

庭に育っていたお茶の木。この茶葉を煎ることも今回が初めてなのだとか。あのご住職でもまだ未体験なことがあるのですね。

何だかわざわざ買ったりしないで、お寺にある物で間に合ってしまうのだから最高ですよね。番組のネタ探しを兼ねて、尼寺のあちらこちらを見渡せば、まだまだいろんなものが復活する可能性もあります。興味津々です。

最後に

番組がスタートして数年がたち、そろそろネタを創り出す必要が出てきたようです。お寺の行事に関しては毎年同じ時期に同じものが行われますから、番組としてはどうなのかな?できれば毎回違う話題で放送したいのではないでしょうか。

だからお寺で普段やらないようなお茶作りや、かまどを使ってのお粥作りなどをすることになるのかも知れません。

あくまでも「ある物」と「人の知恵」を利用して製作される「やまと尼寺精進日記」という番組。主演のご住職、副住職、そしてまっちゃんの3人が醸し出す明るい雰囲気が、視聴者の気持ちを和ませてくれます。

見ていたら何だか茶粥が食べたくなりました。クックパッドで茶粥の作り方をみてみようかな。

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