あなたは足を捻挫したことがありますか？私は結構あるんです。つい最近もやっちゃいまして・・・それも同じ場所で同じ足を。
本当に嫌になります。半年の間に同じ場所で同じ右足をくじいてしまって～。これまでの人生で足をくじくなんてのはちょくちょくあり、それも「あっ、こけちゃった～」程度で終わっていました。でもそれは以前のこと。
最近は単に「こけた」を越えて、「腫れた」「歩けない」「車椅子が欲しい～」に変化。かなり困った状態になります。年のせいかどうかは知りません。ただ以前は足をくじいてもなんともなかったのが、最近は歩行に支障が出るほどです。
去年の11月です。友人とのスリランカ旅行を控えていた頃でした。庭を歩いていてやっちゃいました～。もちろん片足が腫れていても行くつもりでしたが、あの世界遺産シーギリアへは登れないかもしれないと思っていました。幸い出発までには足の方は復活。予定通り、シーギリアには上ることができました。
そして今からちょうど一週間前のこと。マカオから帰ってしばらくしてからです。庭を歩いていたら再び右足をひねってしまいました。前回と全く同じ場所で同じ足・・・なんということでしょう！
二度とも旅先ではなくて良かったとは思います。でも足はしっかり腫れて、熱をもっていました。これは足の内部が損傷して、毛細血管から出血している状態なのだとか。とりあえず氷で患部を冷やしました。熱を持って膨らんでいるので、足が氷を求めているという感じでした💦。
二度目は一度目よりもつらかったような気がします。車椅子が欲しい~と思ったくらいですから。
段差がないほど危険？
庭の敷石と砂利の面との差はたったの2センチほど。たった2センチで足くじく？くじくんです。平面でもやったことがありますから。あれはまあ、それこそこけたんですけれど・・・。不注意。
知人もゴミ捨てに行こうとして、何でもないところでやはり足をくじいたそうです。「段差がないところほどやってしまう」といっていました。確かにそうですね。
段差があっても大丈夫
例えばお寺。わが家の隣のお寺も、隣の地区の別のお寺も、お御堂への入り口に階段があります。それも段差がすごい！30センチくらいあるかな？お参り客が、その段差の激しい階段を上って本堂に入るのです。それもお寺のお参り客のほとんどが高齢者ですよ。でも上っていくんです。
決して高齢者向きではないお寺の階段。それなのに「お寺の階段で転げ落ちて怪我をした老人」の話は一度も聞いたことがありません。不思議ですね。おそらく老人たちは「細心の注意」を払ってお御堂の階段を上るのでしょう。危険な段差であることは一目瞭然ですから。
段差があるから危険だとばかりはいえないようですね。
段差のある家
最近はバリアフリーということで、極力段差をなくした建築が多いですよね。わが家もそうですが、高齢者向けの住宅の多くはそうなっているはずです。車椅子利用の際にはバリアフリーでないと困りますからね。
ところが以前お邪魔した知人宅。ひと昔前に建てられた家です。90過ぎのおばあちゃんの部屋へ行く途中に、これまた30センチくらいの段をひとつ越えていく構造になっていました。
どうしてそういう作りになったのかは知りませんが、そこのおばあちゃんは、毎日茶の間と自分の部屋を何度も往復していました。もちろんその段を越えて～。すごいです。
だからといってわざわざ段差のある建築をするのもね、訓練所じゃないのだから。でもあんまり楽になってしまうと、人間としての機能が鈍ってきますよね。その典型的な例が多機能トイレ。
トイレのドアを開けたとたんに便器のふたが開き、用を足した後は自動的に水が流れ、便器のふたは自動的に閉まる。人間は用を足す以外何もせずにトイレから出ることができます。
私はここまで自動機能付きのトイレはちょっと苦手なんです。何だか余計なお世話係がトイレにたくさん潜んでいるようで、不気味です（笑）。
トイレではもう自分で流さなくて済むので、たまに多機能ではないトイレを使用した後でも「そのまま流さずに」出てしまう人がいるそうです。多機能トイレに慣れてしまうと、こういうことになるのですね。
もちろんバリアフリーも多機能トイレも、からだが不自由な場合には大変便利です。でも不自由になる前にその便利さに慣れてしまうのは、かえって人体に危険？なのかも知れません。人間のからだは、健常者の場合、動かさないと不調になると言われています。
まとめ
足をくじくというのは、段差がある無しに関係ないことが判明。注意力の問題なんです。転ばないように、足をくじかないようにと、しっかり意識して歩くことが大切。私のようにぼんやり歩いているとやってしまいます。まさかこけるとは思わずに平坦な面を歩いているわけですから。
やはりぼ～っと歩いてちゃダメですね。チコちゃんに叱られそうです（笑）。