一か月ほど前、遠方に住む友だちに手紙を書きました。誕生日のお祝いを兼ねた久しぶりのメッセージです。
その返事が先日届き、時間をおいて返信。今の時代メールやラインでメッセージを送った方が早いのだけれど、彼女にはここ数年は手紙、英語で言う”snail mail”(カタツムリ郵便)を送ります。もちろん向こうからも同じ。
ただしsnail mail だからといっても、カタツムリが手紙を運んでくれるわけではありませんけどね(笑)。
snail mailとは
‘snail mail’とはemailに対してできた英語のことばで「普通郵便」のこと。郵便屋さんが運んでくれる手紙のことです。だからカタツムリが運ぶのではありません、もう一度念のため(笑)。
emailにLine、facebookにtwitterと、あっという間にコミュニケーションを取ることできる今日この頃。今では従来の手紙を書く人の数は急激に減っています。
東京でアパート暮らしを始めた20代の頃、部屋に電話がなかったので、いつもハガキを数枚手元に置き、家族や友人との連絡に使っていたほどです。今はほとんど書かなくなりましたが。
そういえば当時いた海外の友人との連絡ももちろん手紙で交換。数週間後に届く手紙の封を開けるときのワクワク感を思い出します。
今手紙を書く理由
なぜ一人の友人だけに手紙を書くようになったかといいますと、相手サイドの諸事情のためです。数年前まではメールで頻繁に連絡を取り合っていました。
ところが彼女の方でいろいろと辛いことが重なった頃を境にメールは不通に。おそらく家族以外の人間とは距離をおきたかったに違いありません。ただ年賀状だけはいつもの美しい文字できちんと届けてくれたのです。
すっかり筆不詳になっていたのですが、思い切って手紙を書いてみました。すると彼女からは大変丁寧な返事が届きました。
美しい便箋にきれいな文字。こちらなどカラーのコピー用紙で書きなぐった手紙だったんですけれど💦。
snail mailを利用するようになって数年が立ちますが、今もまだemailには戻っていません。まだしばらくはこのままの方が彼女にとっては良いでしょう。そもそもネットが使えるようになる前は、みんなこうして郵便屋さんに手紙を託していたのだから・・。
時間は優しいクッション
そんないきさつから、最近では珍しく、紙媒体の手紙という手段を使って連絡を取り合っている相手がいるのです。でも便利なネット時代に時間がかかる手紙を書いて感じることは、時間の優しさです。
インターネット時代になり、メールやラインを送った後、数時間でも返事が来ないと「遅い!」なんて思うことありませんか?「待てない人間」が増殖中~。とにかくすぐに反応が欲しいんですよね。
ビジネスは別として、個人間でのSNSでのやりとりは、はっきり言って大した用事でもなさそうですが・・・少なくとも私の場合はそうです(笑)。まあ私はLineはやりますが、twitterもやらずfacebookはたまにしかやりません。
カタツムリメールの良いところは時間がクッションのような働きをしてくれることなんです。
単なる事務連絡ならともかく、相手が辛い状況であればあるほど、「大丈夫?」などという調子の良いことばを発することは控えたいもの。特に私のように語彙の少ない人間は要注意です。
時間をかけて、相手のことを思いながら言葉を選んで(一応)書く手紙のほうが、お互いにとって良い場合が多いのではないでしょうか。
何事においても時間がかかるというのは嫌われる傾向にありますが、時間がかかるというのも悪いばかりではない・・・時間が必要な時もあるのです。
時間は優しいクッションだから。
さいごに
めっきり手紙を書かなくなりましたが、彼女との手紙のやり取りのお陰で、かろうじて文字を書く機会を得ている次第です💦。漢字忘れてますね~。だからいつも電子辞書を横に置いて書きます。
いくら長年の付き合いで私の乱雑さを承知してくれている相手とはいえ、コピー用紙はないよね・・・。反省して、先日はちょっとおしゃれにホテルの便箋で書きました。香港で泊まったインターコンチネンタル(Grand Stanford Hong Kong)の便箋と封筒です。
良いホテルに泊まると、部屋に置いてあるレターセットに目が行きます。それで旅先からの便りを出すこともよくありますが、残った便箋や封筒は自分用のお土産にいただいてきます。高級ホテルのレターセットは素敵なものが多いからです。
なによりも手紙を受け取ってくれる彼女、自称「ホテル・フリーク」ですから、喜んでくれるのではないだろうかと思ってね。少しでも気分を盛り上げて貰えたらいいな・・・中身は相変わらずの乱筆乱文なんだけれど💦。
ということで、すぐに連絡を取ることができる便利な時代に、敢えて時間をかけて手紙のやり取りをするというのも悪くはないというお話でした。あなたもたまにはカタツムリに手紙を託してみませんか(笑)?
ヒグさんこんばんは。
奈良も徐々に涼しくなってきましたが盆地のため朝は急激に冷え事が有り、夏のパジャマですと目が覚めて震え上がる事が有ります。
音羽山観音寺のホームページが開設され見たところ、コロナウィルスで精進料理は年内は休止されると有りました。
ぎんなん祭りも中止されるようで、出来れば今年は参加をしようと思っていましたが、また来年に参加しようと思っています。
以前、ネットで「音羽山観音寺 写真館」を見つけましたが、ヒグさんはご存知でしょうか?
2006年と2007の年末年始の様子の写真が有りました。
若い方が東京などから来られ年越しの様子が分かりました。
次回は10月半ば頃にお参りしようと思っています。
金星様
こんばんは。越後も昼間はまだ気温が高いですが、朝晩は涼しくなりました。
音羽山観音寺もホームページができましたか。行事がことごとく中止で残念ですね。
「写真館」のことは知りませんでした。今度覗いて見たいと思います。
10月半ばといえば秋真っ盛り~。良いですね。ぜひまたあの坂道を登ってきてください。
情報ありがとうございました。
ヒグ
ヒグさん、おはようございます。
以前まっちゃん、慈瞳さんの二人が寺を下山されたと書き込みが有りました。
まっちゃんは、下山されたのはお手伝いさんからお聞きしましたが、慈瞳さんは居られると思っていました。
6月下旬にお参りされ、精進料理を召し上げられた方が食後のお話でご住職から二人とも下山され、慈瞳さんはカウンセラーに、まっちゃんはイラストの世界に進まれたと話されたようです。
私がお盆前にお参りの際は、地元の方やお参りの方で賑やかでした。
書き込みされて方が夜に一人で居られるのは心配と書き込みされていました。
今後どうなるか見守っていきたいと思います。
金星様
だいぶ過ごしやすくなりましたね。
そうですか、慈瞳さんも下山されましたか。番組ではいつも賑やかだった尼寺も静かになったでことしょう。
慈瞳さんもまた新たな道へと進まれたわけですね。ということは下界では彼女の髪の毛は普通にのびているのでしょうか?
興味津々です(笑)。
お寺はいつものように地元の方やお参り客で賑わっているようですから、ご住職も相変わらずお忙しいと思います。
ご自分がお寺に入られた頃はたった一人だったわけですから、元に戻っただけですよね。番犬のオサムがいれば夜も安心!
でもあの番組を見て慈瞳さんやまっちゃんのような人がまた現われるような気がします。何といってもいまや日本一有名な尼寺ですから(笑)。
金星様、いつも現地情報ありがとうございます。またのレポート楽しみにしています!
ヒグ