急に寒くなりましたね。何と昨日は湯たんぽを入れて寝てしまいました、すごく足が冷えるから。
でもこのまま冬に突入だなんて冗談じゃない! 秋が一番好きな私としては、秋の存在をしっかり目に焼き付けなければなりません。
紅葉をはじめ、秋には私たちの目を楽しませてくれる植物がいろいろあります。なかでも「秋の七草」に注目!
わが雑草園を見ると、秋咲きのバラが蕾を付け始めたところです。それ以外は特に色気なし。
秋の七草
ふと片隅に目をやると地味~に咲く花が・・・フジバカマ。正直そんなに好きな花ではないけれど、何にもない殺風景な庭にはちょっとした存在感を表してはいます。この花は「秋の七草」のひとつだとか。結構偉いんだ(笑)。
ちなみに秋の七草は次の7種類です。ハギ、キキョウ、クズ、フジバカマ、オミナエシ、オバナ(すすき)、ナデシコ。
私は七草の名前は覚えたことがないけれど、だいたいは見分けがつきます。クズだけは見たことがありません。
食べられない七草
七草といえば、正月空けてすぐの春の七草が思い浮かびます。
真っ白な雪に覆われている雪国では七草など採れるはずがないけれど、スーパーに行けば、七草がゆ用に七草セットが売られています。無病息災を願って食べる習わしですが、お正月のごちそうで疲れた胃腸をいたわる意味でも優しい食べ物です。
ところが秋には七草がゆはありません。というのも秋の七草は食べるという雰囲気ではないですよね、特にススキなんか。
やはり食べられないものだから、春の七草ほど有名ではないのかな?
春は胃袋で、秋は目で楽しむ
食べて楽しむ春の七草に対して、秋の七草はその姿や色を楽しみます。
そういえばぱっと見も春の七草は緑と白だけですが、秋の七草には色があります。決して派手ではないけれど味のある色といいますか、秋の季節にふさわしい落ち着いた色合いです。
残念ながら胃袋に収めることはできませんが、秋の七草は目に収めることができます。目で見て心で食べる。
実際に育ててみると
秋の七草のうち、キキョウ、オミナエシ、オバナ(すすき)、フジバカマは育てたことがあります。
どれもほとんど手がかかりません。
キキョウは夏にはすでに咲き始めていたせいか、アブラムシが付きました。その他のものは放任でぐんぐん大きくなりました。
オミナエシの黄色が好きで苗から育てたことがありました。でも今はありません。というのも背丈が高くなりすぎて、倒れたりしたので栽培中止。
オバナは散歩のときに道端でとってきたものを雑草園に植えました。ただそれがものすご~く大きく育ってしまい、これまた栽培中止💦。
フジバカマは、何年も前にお隣から株をいただいたもの。これもかなり増えまして、ほんの少しだけ残して処分。それなのに今もかなり元気に育っています。また増えた💦。
七草のうちの四草を育てた経験からですが、秋の七草はそれほど気を遣う必要はないけれど勢いよく育つため、スペースがないと密になります。
プランター、またはおしゃれな鉢などで七草を集めて育てたら、素敵な秋の七草の寄せ植えができることでしょう。
さいごに
ちょっと地味だけれど、見ていると落ち着くのが秋の七草です。
春の七草が胃腸を癒してくれるのなら、秋の七草は心を癒してくれる。そんな気がします。
七草すべてを集めなくても、そのうちの一種類だけでも飾って秋の色を楽しみたくなりました。
秋の七草で静かな秋の色を愛でる・・・日本の秋ですね。
雨が上がったら、雑草園のフジバカマを取ってきて飾ろうかな。