あなたは右利きですか、それとも左利き?
私は左利きです。
だからといって今までの人生ですご~く不便だと思ったことはほとんどありません。だたちょっと残念、というか寂しいときがあります。
左利きだから何さ!
昔は子供が左利きだとわかると、右利きに矯正させようと親は必死になっていたようです。ただどういうわけかうちの親は私が左利きでも何も言わずにいてくれました。よくぞ放っておいてくれたと感謝しています(笑)。
たまに親戚の人がきて一緒に食事をすることがありました。すると必ずと言っていいほど「あれ、左利き?右で食べなきゃだめだよ。箸は右に持たないとね」なんて言われたものです。とても不愉快でした。
親からは何も言われないのに、なんでよその人にそんなこと言われなきゃいけないのだろうか、といじけていました。箸を右で持とうが左で持とうが勝手だろうが、ってね。小さい頃から反抗的だったのかもしれません💦。
左利きもいろいろ
箸はいまでも左で持ちます。ただし文字を書くときは右なんです。小学一年で文字を習いましたが、最初から自然に右で字を書いていました。ハサミや包丁は左です。ボールを投げるのも左。
絵は左で書いていましたが、中学生頃から両利きになりました。その時の気分で左で描いたり右で描いたり。
左利きの人の中には、字も左で書く人がいます。一見大変そうですが、本人は慣れたもの。ただ日本語の文字は右利き用にできていると思います。だから左で書くには右利きの人よりもエネルギーがいるはずです。
私の知人で、何と夫婦そろって左利きという人がいます。お揃いで何よりです(笑)。
左利きが右利きとぶつかる瞬間
ちょっとした不便は感じつつも、左利きのほとんどは、特に大きな問題を抱えることもなく暮らしています。ただし左利きが右利きの人と隣同士で食事をするときには、肘と肘がぶつかります。大した問題ではないのですが、体で直接感じる「対立」です。
やはり肘の「対立」は心地良いものではありませんよね。私は自分の左隣が誰も来ないように、できるだけテーブルの左端に座るようにしています。これなら対立はなく平和ですから。
寂しい左利きの現実
今では昔ほど左利きに対する風当たりは強くないとは思います。「個性を尊重」なんて時代ですから。ただしまだまだ不便なことがたくさんあるのも事実。
包丁やハサミなどは右利き用では切れ味がいまひとつ。また急須などにいたっては、左手で使う際にはすごく無様な光景となってしまいます。仕方ないから右手で使っていますけど(妥協)。
カップなども右利き用にできているのが普通。その場合、左利きはせっかくの絵柄が楽しめないという寂しい事実が判明。私のカップを例にとってご紹介しましょう。
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ムーミンのカップです。右手で飲むと主人公のムーミンが見られます。左手で持つとスナフキンになります。スナフキンのファンなら嬉しいかもしれませんね。
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このカップは、左で持つと中のバラの絵が見えません。寂しい~。
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このカップは中のバラがポイントです。これも左手で持つと、美しいバラが見えなくなります(涙)。
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マリメッコ柄はどちらで持っても裏表感はないように見えます。でもやはり右手で持ったときの絵柄が表なのかな~?
これはシリアル用に使っているボールです。このように取っ手がないものは問題なし。
やはり利き手で飲んだり食べたりした方が落ち着きますし、美味しいですよね。
つい最近ですが、友人に写真のカップを実際に見せながら、左利きのちょっとした寂しさというものを説明しました。彼女は新発見したように驚いていましたよ。右利きのひとは左利きの不便さなど頭にないのでしょう。
また左利きの女子高生にも同様の話をしたら、これまた驚いていました。まだ絵柄付きのカップを使ったことがないのかも。
左利きの味方登場
何かと不便なことが多い左利きの世界。でもついに味方が登場!
われらレフティー(左利き)族のための左利き専門店を発見しました。嬉しいです!
今はネットで買い物できる時代です。左利き用の道具を手に入れて、レフティー族の世界をハッピーにしちゃいましょう!