以前このブログでラグビーワールドカップ開催について書きました(ラグビー音痴のラグビー好き)。あの時はこれほどまでに日本中がラグビーで盛り上がるとは思いもしませんでした。
13日のスコットランド戦で優勝の瞬間視聴率が、何と53.7%だとというからびっくり!
勉強不足で相変わらずラグビーのルールはよくわからないけれど、あの選手たちの体と体のぶつかり合いを見ていると、いつの間にか「お~!」と叫んでいる自分がいます(笑)。
みんなそんなにラグビーが好きだったっけ?
ワールドカップといえばサッカーが真っ先に思い浮かぶほどサッカーは世界的に人気のあるスポーツです。それもそのはずサッカーは世界中で行われているスポーツだから。
一方ラグビーの方は、どうしてもそれを行っている人口がサッカーに比べて少なく、かつ地域も偏りがあります。だからワールドカップもサッカーに比べると、盛り上がりがどうかな~なんて思っていました。
しかし蓋を開けたら大した盛り上がり。理由はもちろん桜の戦士たち(日本チーム)の素晴らしい活躍とその結果、そしてスポーツとしてのその魅力。
にわかファンが多いのだという声も聞かれますが、それでも良いじゃないですか。皆がラグビーを楽しみ、感動を分かち合っているのですから。
誰もがラグビー専門家になる必要はありません。ど素人ラグビーファンの一人としては、ウンチクよりも感動だな~。
体張っての勇壮に熱くなる
たとえ一時的だとしても多くの人がラグビーを楽しんでいるのは確かです。それだけラグビーが観戦者の心を熱くさせる魅力を持っているからです。
私の独断ですが、ラグビーってサッカーや野球と違って、何だか泥臭い感じがしませんか?
実際に選手たちはユニフォームを泥だらけにしながらプレイしますしね。その泥臭さがかえって新鮮なのかも知れません。
泥臭さがかっこいい!
汚れを嫌う若者が多い昨今。泥だらけになって体と体をぶつけ合うなんて日常にはほとんどないですからね。
今の時代、子供だってそんな喧嘩はめったにしないでしょう。もっと陰湿な形での争いが増えているのが悲しいですが・・・。
ラグビーの魅力の一つはそれが紳士的なスポーツであるということです。
試合中はあれほど取っ組み合いをして荒れ狂う大男たち。しかし「ノーサイド」の笛と同時に両チームはひとつの仲間になります。
戦いの後は、両チームにサイド(それぞれの側)が無くなるのだというラグビーの精神だそうです。
ちなみに試合終了を意味するこの「ノーサイド」(NO SIDE)という呼び方ですが、今では日本を除く他の国々では「FULL TIME」と呼んでいるのだそうです。
何で呼び方を変えたのかな?先日もテレビのアナウンサーはしっかり「ノーサイド」と言っていましたけど・・・もちろん日本のアナウンサーです。
試合後に両チームの荒くれ男たち?がお互いに握手をしあって引き揚げていく様子は、実に清々しいものでした。やっぱりラグビーって見ているだけで気持ちがスッキリします。心の清涼剤。
アナウンサーもすごい
ラグビーの試合を見ていて感心したのが中継のアナウンサー。すべての選手の名前と顔を、よくあれだけしっかり頭に入れているものです。日本選手のことはもちろん、相手チームの選手もです。
プロだから当たり前ではありますが、下調べがすごいに違いありません。あとは覚えるコツがあるのでしょうかね?
野球や相撲ならば静の部分が多いので、選手や力士の顔と名前は捉えやすいとは思います。
しかしサッカーやラグビーのように動きの速いスポーツの中継ではね・・・。特にラグビーなんて何人もが重なったりしますから。
スポーツの試合では、アナウンサーが次々と動く選手とその名前をこちらに伝えてくれます。
こちらはそれを当たり前のように受け止めています。しかし戦う選手たちもすごいけれど、その様子を伝えてくれるアナウンサーもすごいってことです。
さいごに
始める前はラグビーワールドカップが何とか盛り上がってくれると良いのだが、なんて思っていました。しかしそんな心配は無用でした。
一時とはいえ、ラグビーが熱くなれるスポーツであることを知ってしまった多くの日本人たち。これからはワールドカップといえば、サッカー?それともラグビー?と尋ねるようになるでしょう。
泥だらけになって突進するラグビー選手たちの姿が、台風で被災された方たちにとって、少しでも心の栄養剤になりますように!
追記
11月2日横浜で行われた決勝戦は、南アフリカ対イングランド。結果は32-12で南アフリカの勝利でした。今回でワールドカップ3度目の優勝だそうです。南アフリカチームって強いんですね。
私はまたオールブラックス(ニュージーランド)の優勝かなと思っていたけれど、準決勝でイングランドに敗北💦。翌日の母国の空気はさぞ重かったに違いありません。あの国の人たちはラグビーが大好きだもん。
思った以上に大いに盛り上がって閉幕したラグビーワールドカップ。これを機にラグビー人気が持続し、日本のラグビーもどんどん強くなれば言うこと無しですね。