去年の秋、新しくパスポートを申請しました。
いつものように写真屋さんに行き、自分の顔写真を取ってもらいました。無帽、無背景で45ミリメートル×35ミリメートル。相変わらず面白くない自分の顔~。
証明写真はプロに任せるのが安心
写真屋さんなんてパスポート申請の時でなければ、行く機会がないこの頃。
しかし久々に写真屋さんに行って改めて感じました。パスポート写真は、やはりプロに任せた方が安心だということです。それに楽(笑)。ちょっと出費が痛いけれど、そこは楽を買うということで・・・。
少なくとも私のように面倒くさがり屋で、スマホでもうまく取れなかったりする場合ですが・・・。
けっこう細かい規格
スピード写真もOKですし、デジカメや一眼レフカメラで撮影しても大丈夫。でも規格が細かくて・・・大きさは上記の通りですが、それだけではなく、本当に細々とした決まり事があります。注意して読んでみて初めて分かりました。
カラーコンタクトレンズはダメですよ、実際の目の色と違いますから。
また‘平常の顔貌と著しく異なるもの’はダメ、というのはおそらくカメラ目線でニコニコし過ぎたり、逆に固まってしまい怖い顔になってしまったりと、不自然な顔つきは良くないということです。
‘顔が左右に傾いているもの’もNG。
これってシャンと顔をまっすぐにしなさい、ということでしょうね。
ただし病気でどうしても顔が左右に傾いてしまう場合は例外のはず。
そうでなければ、病気の人はパスポート申請ができないということになってしまいます。この場合は医師の診断書などがいるのかもしれませんが、パスポートセンターに確認するのが一番ですね。
スマホで頻繁に写真を撮り慣れている人でも、パスポート申請用となると、多少緊張するのではないでしょうか。私はちょっとだけ緊張したかな?何しろ普段から写真を撮られるのがあまり好きではないものでして・・・。
写真のキズに気を付けて!
去年のパスポート申請時で、うっかり失敗したことがあります。
写真屋さんで無事写真が出来上がり、いよいよ役所で申請手続きをしようとしたときのことでした。
申請用紙と写真をクリップでとめて出したところ、担当の女性が「う~ん」という表情を! 何か落ち度があったのかと思いきや、何と写真をクリップで止めたことに問題があったのです。
担当の女性は特別な虫メガネのようなもので私の写真を熟視。どうやら顔写真にクリップの跡がついていたようです。ほんの少しの微妙なキズだったらしいのですが、念のためもう一度別の写真で申請するようにと申し訳なさそうにおっしゃる。
いつもなら写真をクリップで止めたりはしないくせに、妙に慎重になったのがあだとなりました。小さなさ写真、それに写真代も高かったので無くさないようにと思ったのです。
申請したのは車で10分くらいの市役所出張所。申請する人は私以外誰もいませんでした(笑)。すぐに家に戻り、もう一枚の写真を持って再度申請に行ったというわけです。そして無事受領され、スムーズに新しいパスポートを手にすることができました。
最近特に厳しくなったのかもしれませんね。写真のキズには十分ご注意を!
余談
パスポート写真は10年間使用するものです。
ということは取得して10年後にはそれだけ年齢も増しているわけです。
20才の人は30才に、50才なら60才に・・・ずいぶん変わりますよね。
いくら若作りしても、10年の歳月は人を多少なりとも変えていくもの。
タイのチェンマイに行った時のことです。
入国時にパスポートを見せた外国人女性。
彼女は機内で私のすぐ隣に座っていたアジア系の人でした。
全体に大変ふくよかで笑顔の可愛い人。
彼女が係官にパスポートを見せると、係官が何やらつぶやいて笑っているではありませんか。その彼女も一緒に笑っていました。そしてその周りの人たちもくすくす笑っていて・・・。
どうやらパスポートにある彼女の写真と、現時点での顔の様子がかなり違っている・・本人であることはわかるけれど、顔がかなり大きくなっていたことへの笑いだったようです。よく考えれば失礼ともいえますが、係官もそして本人も笑っていて、何となく和やかな雰囲気が漂っていました。
いずれにしても国外で身分証明をするための大切なパスポートの写真。
しっかり規格を守って撮影しなければね。