ウィーンフィル・ニューイヤーコンサート~ド素人の鑑賞法

あけましておめでとうございます!

珍しく穏やかな元旦を迎えた上越地方。とはいっても夜はまた荒れ始めました。

先ほどウィーンフィルのニューイヤーコンサートを楽しんだばかりです、テレビでね。毎年元旦の夜はNHKでこのコンサートを聴きます。

今年はクリスティアン・ティーレマン指揮。とても心地よい演奏でした。指揮者は若い人の方が活気があって元気になります。ベテラン有名指揮者だと、倒れないか心配になってくるので~。って全くド素人の意見です💦。

元旦にウィンナワルツを聴くわけ

そもそも私はオタマジャクシ♫もろくに読めない人間。音楽的なウンチクなどには全く疎く、聴いて心地よければそれで良いのです。暗くて重~い音楽は苦手なので、軽いウィンナワルツは昔から好きでよく聴いていました。

そしてもうずいぶん前になりますが、たまたま元旦にNHKでニューイヤーコンサートを中継していたので、毎年その番組を見るのが習慣になったわけです。

年の初めにこのニューイヤーコンサートを聴くと気分が上がるのが良いんです。

音楽以外の楽しみ方

さすがに毎年聴いていると、指揮者によって音楽の雰囲気がけっこう違うものだというのは、わかってきました。もちろん小難しい専門的なことはわからないにしても、雰囲気でね。


それと自分流の非常に独断的な視点での楽しみ方があるのです。音楽以外のことで。

音楽と同じくらい興味があるのが、それを演奏している人たちの様子です。ウィーンフィルの楽員たちの移り変わりや各人の表情なんかが興味深いのです。

気づいたこと

・ここ数年の間に女性奏者が少しずつ増えてきた。
もともとウィーンフィルは男性奏者だけでした。しかし数年前からぽつりぽつりと若い女性奏者が加わり始めました。ウィーンフィルの変化です。それに比べ男性奏者は相変わらずベテランが多いですね。

・団員の老け方がすごい(笑)。
ベテラン年配奏者が多い中、たまに若手男性奏者がいると目立つので記憶に残ります。そして数年後に同じ奏者を見ると、髭ぼうぼうで肉付きも良くなり・・・おっさん化している!びっくりです。

・奏者の表情が面白い
楽団員の表情を見るのが好きです。

にこやかに演奏する顔、いつも深刻そうな顔。そしてときおり隣同士でほほ笑みながら演奏する姿などは、こちらも心が和みます。音楽家は個性的な人が多いと思うので、まとめ役の団長も大変かもしれません。

・花の装飾
会場に飾られる花は、イタリアなどEU諸国から取り寄せられるようです。毎年何かのテーマに基づいて、フラワーアーティスト達が装飾を創り上げます。

今年はいったいどういうお題で作ったのでしょうか?正直私にはいまひとつ・・・。何だかごちゃごちゃ感だけが印象に残っています。

・いつも同じ観客?
このニューイヤーコンサートはチケットが取れないことで有名らしいですね。楽友会会員が優先だとか?庶民には到底手に入れることは無理なのでしょう。

テレビカメラが捉える観客を見ていると、毎年同じ人たちの姿が現われます。VIPですね。政治家やその他有名人たち。指揮者の家族などは真ん中席のようです(小澤征爾さんのご家族もそうでしたから)。日本人女性は着物姿の方が目立ちます。正装の世界ですから、着物という選択はありですよね。

庶民はテレビ鑑賞が一番

貴族世界の音楽会ともいえるこのニューイヤーコンサート。しかし世界中に中継されるお陰で、日本にいる庶民の私でも楽しむことができるのはありがたいことです。

ただで演奏を聴けるわけですから、テレビで鑑賞するというのが最もお得かな?もちろん現地に飛んで現場の空気を共有できるのがベストかも知れないけれど、こたつでコーヒーでも飲みながら聴くのもなかなか良いものです。

2020年のニューイヤーコンサートの指揮はアンドリス・ネルソンスだとか。来年の元旦も楽しみです。

追記 2020年1月

今年もいつものようにパジャマでこたつに入り、お気楽鑑賞。

ネルソンスさん指揮の演奏、すごく良かったです!

全体的に音が若くて爽やかに感じました。新年に聴く音楽としては気分が上がるので最適。

来年2021年のニューイヤーコンサートはまた雰囲気が違うはずです。

指揮は「昔若かった(笑)」あのリッカルド・ムーティーさんです。今度でニューイヤー・コンサート6度目の登場。どんな音を聴かせてくれるのでしょうか。

またじっくり楽しませていただくことにします、こたつでね。

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