餅と老人~のどに詰まらせないように!

三が日も過ぎましたが、お正月に餅は召し上がりましたか?

雑煮をはじめ、正月中は餅を食べる機会が多いと思います。それと同時に餅をのどに詰まらせて救急車で搬送されたり、最悪の場合は亡くなるケースもあります。特に子供と老人は注意が必要です。

わが家の場合、餅好きの94歳の父親が要注意人物です💦。

昔は今のように食べ物が豊富ではなかったこともあり、正月やお祭りに作られるお餅は大変なご馳走だったのです。だから高齢者で餅が好きな方が多いのもわかる気がします。

老人が餅をのどに詰まらせやすい理由

老人は口の中が乾いており、飲み込む力が低下しています。また物が誤って気道に入ったときにせき込んで物を出すという力も低下しています。

そのうえ老人は自分の口が乾燥しているという自覚がないため、あまり水分補給をしない傾向があります。うちの父を見ていてもそれは言えますね。こちらが注意しないでいると、何も飲まずに餅に突進するから恐ろしい~!

餅をのどに詰まらせないための対策

・餅を食べる前に水やお茶を飲み、口を湿らせておく。
・餅を小さく切っておく。
・ゆっくりよく噛んで食べる。
・背を丸めた姿勢で食べないこと。
ひとりでは餅を食べさせないこと。必ずそばに誰かがいること。

餅がのどに詰まってしまったら

①意識があるとき
・咳をさせる
・背中をたたく(背部叩打法)
手の付け根で強めに叩くこと
・腹部突き上げ法(ハイムリック法)
後ろから抱きかかえた状態で握りこぶしを作り、みぞおちから上に向かって握りこぶしを引き上げる方法。ただしこの方法は慣れていないと難しいようです。

②意識がない場合
・119番に連絡する
・心肺蘇生法
詳しくはHUFFPOST

餅のような「危険な食べ物」を日本人はなぜ食べるのか?といわれるようですが・・・。そういわれてもね、これは長い間の日本の文化だから~とかいっても通じないだろうな。

まあ政府が「餅禁止令」でも出さない限り、特別嫌いでない限りは、日本人は餅を食べ続けることでしょう。ただある意味「危険な食べ物」であることは確かです。

くれぐれもおめでたい時に食べる餅で悲劇が起こらないように、十分気を付けたいものです。

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