心温まるメッセージ~海を越えて

一昨日、予期せぬ心温まるメールが・・・。カリフォルニアに住むカナダ人の友だちからです。それも18年前に彼女の家を訪れたときの私の写真と後に私が送った手紙を添付して💦!

その写真を見てびっくりした本人(私)。「あなた、今も変わっていないよねきっと。」と彼女。えっ? まさか~! 18年も経っているんだから、変わっていないわけがないよ。

年一回だけ年末年始の挨拶の交換。その時に目にするお互いの最新の写真。過去の面影はまだ残っているのでお互いの認識はある。だからいま会ってもすぐにわかるはず、たぶん(笑)。

少なくとも私の方は、彼女がほほ笑んでさえくれれば見間違えることはないはず。笑顔が素敵な人だから。

今世界中で恐怖と不安の中、外出自粛で家にいる人が多いに違いありません。引き出しをごそごやっていたら私の写真とお礼の手紙を見つけた、と書いてあったから、ひょっとして彼女も家で断捨離でもしていたのだろうか。

家で時間があるときに大人がやることといえば、片付けものがそのひとつ。万国共通かもね。

それにしても、18年前に私が帰国してから彼女に送った短いお礼の手紙まで取っておいたとは・・・。それを今見せられたこちらとしては、何だか恥ずかしい。でも確かに自分の筆跡ではあります💦。

恥ずかしさと同時に、私から出した乱筆の手紙をずっと取っておいてくれた彼女には敬意を表したいほど。ほんとに恐縮です。

彼女との出会いは35年前、私が東京にいた頃でした。私が仕事で日光に行く途中、同じ電車に乗り合わせたのが背の高~い彼女。私より一回りほどお姉さんです。

アメリカの高校でフランス語の教師をしていたひとですが、一年間の休暇を取り、世界旅行中でした。日本には長期滞在していたため、度々会って楽しい時間を過ごしたものです。私の実家にも一緒に正月帰省をしたほど。

人との出会いはいつどこで起こるかわからないからおもしろい。

気が合う人というのは年齢も人種も関係がないということが、彼女と出会ったことではっきりわかりました。

日本を出た彼女は、フィリピンやインドなどアジアの旅を経てヨーロッパへ。そしてアメリカに戻りました。あれから日本へはまだ一度も来ていません。

そのかわり私がアメリカにいる彼女を二度訪問。共にメキシコ旅行のついで、と言っては何ですが、ちょうどロス・アンゼルスで乗り換えるため、会わずに帰るのももったいないというわけでお邪魔しています。

でも最後に会ってから18年も経つなんて、時の経つのは本当に速いものです。

ネット社会になってからはどうも筆不精になりました。

年に一度の季節の挨拶くらいしか交換していないこの頃。でもたま~に彼女からは旅の話を書いた長いメールが送られてきます。もちろん写真付きで。彼女は写真を撮るのが大好きですから。

対して私はといえば、写真、特に自分の写真などめったに取りませんから、彼女に送る写真もろくになし。たまの親子旅行で撮った老父と並んだ写真を送る程度です。

それでもここ数年、ご無沙汰気味の遠くの友人に向けて、バレンタインデーに簡単なメールを送るようになりました。

今年もオレンジのバラの写真に「長い間友達でいてくれてありがとうね」てな感じのメッセージを添えて届けてみました。もちろん彼女にも。そして彼女からの反応が一番早く届きました。

遠く離れていてなかなか会えなくても、気持ちだけは繋がっているということは、とても嬉しいものです

メールやラインで頻繁にやり取りしているわけではないけれど、たま~に、そしてここぞ、というときに送られてくる短いけれども温かいメッセージ。心が熱くなります。

彼女のメールの最後には、”I hope you and your father and sister are staying well and safe.” とありました。あちらでも新型肺炎で苦しむ状況下ですが、こちらの無事を祈るメールに感謝です。

それにしても前の投稿にはフランスに住む友人からの突然の電話があったと書いたばかり。そして今回はアメリカからのメール。

どこにいても大変な状態です。だからこそ海を越えて心を温め合うことができれば幸せです、たとえほんの少しでも。

少しでも早く、世界中が再び元気を取り戻せますように!

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