つい最近頂き物で感動したものがありました。包みを開けてびっくり。思わず「わ~」と言ってしまいました。とはいってもその中身はよくある夏のデザート。でもね、何といっても見た目に一目惚れ!
お歳暮だお盆だと何かと贈ったり贈られたりする機会が多いこの季節。あなたのところへもいろいろな物がやってくるかもしれませんね。最も私などは、お中元やお歳暮など大人のやり取り?はほとんどありませんけれど・・・。
そんな私のところにやってきたほっこりギフト。嬉しかったんですよ。まあめったに頂かないものだからかも知れないけれど、開けた瞬間すごく感動しました。
こんな小さなことで感動できるなんて、我ながらかなり単純ではあります。でも楽しい気分にさせてもらったのだから、とても幸せなことです。
でいったい何を頂いたかといいますと、フルーツゼリーです。よくある夏のギフトです。それがどうしてそんなに感動したかって?その外観でした。
ぱっと見はリンゴとオレンジと桃です。もちろんプラスチック製の偽物。食べられないのが何とも残念!ただその中にはゼリーが入っています。
容器がこのギフトの主人公で中身のゼリーは「普通の味」だろう、と正直あまり期待はしていませんでした。しかし肝心のゼリーもなかなか美味!爽やかな甘みで味もよく、後味スッキリ。十分満足でした。
美味しいものはひとりでこっそり派、それとも誰かと分かち合う派?
美味しい物がやってきたとき・・・それも量があまりないとき。あなたはひとりでこっそり味わう派?それとも誰かと分かち合う派ですか?
私は基本的にはひとりが好きなので、ひとりでこっそり味わう派です。しかしこれほど目に楽しい物を頂いたら、誰かと喜びを分かち合いたくなりました。やっぱり人間です(笑)。
ということで「感動を分かち合えるに違いない」知人を招き、早速デザートタイム。
冷蔵庫から取り出してテーブルに持ってきたゼリーを見た彼女。「え~っ!」と期待通りの声を発してくれました。もちろん二人で三種類とも味わいつくし、幸せ気分に浸ったのは言うまでもありません。
「これって女子にぴったりの贈り物だよね」という彼女のことばに同感!数日後に会う遠方の友人への手土産にしようと決めた私でした。
待った甲斐あり
ということで今度は私がそのゼリーを買うことになりました。イオンに入っているその店舗に売っているかどうかわからなかったけれど、とりあえず行ってみました。
店員さんに聞くとあいにく売り切れ~。でも本店に電話してくれ、30分ほどしたら届くとのこと。待つのが苦手な私ですが、30分くらいなら良いかと待つことにしました。
イオン内をフラフラしながら再びその店に行くと、ちゃんと例のゼリーが並べてあるではないですか。もちろん私が頼んでおいた分はすでに準備してありました。
ちなみにこのフルーツゼリーセットを販売しているのは、上越市にある「御菓子処 かの子」です。ただし店のHPではゼリーの案内は出ていません。季節限定商品で、一セット1300円ほど(正確な価格は忘れた)。
手土産にこのゼリーを渡す友人は海外在住。関東の実家に両親のお世話で里帰りで、かなりお疲れ気味。そんな彼女に、少しでもほっとした時間を持ってもらえたらと願っての選択でした。
結果は大正解!とても喜んでくれました。食べずに家(欧州)に持って帰ろうかとまで言ったほど。賞味期限もあるので、日本で食べてしまうように勧めましたけれど・・・。喜んでもらえて何よりでした。店舗で商品の到着を待った甲斐がありましたよ。
無駄の効用?
この手の商品ですが、中身よりも容器が目立つわけですよね。最も大事なものが中身であることはもちろんです。
ということは何もこんな桃やりんごの形の容器にゼリーを入れる必要はないのです。普通にプラスチックのカップに入れて売ればすむ話なんです。無駄といえば無駄ですよね。
でもこのゼリーの場合、果物の形をした容器に入っているというのが大きなポイント。もらった人がそれを見た瞬間、感動をしてくれるのが良いんです。贈る方もウキウキ感があるしね。だから無駄だけど無駄ではないのです。
食べた後の容器はどうするか・・・これが問題です(笑)。
中身が無くなればただのプラスチックの入れ物。特に何に使うかは思いつかず・・・たいていはそんなものです。何かに使おうと取っておいても、結局使わずに終わるんですから。この桃やりんごの容器もそうなる運命でしょう。
それでもやはり一度や二度は何かに利用して処分することにしたいものです。
贈り主自身が一目惚れ
頂いた私とそのまた友人たちに「人気物」となったこのフルーツゼリーセット。最初に私に下さった方にお礼のメールを送ったところ、返信がありました。何と彼女自身が「一目惚れ」だったのだそうです!
贈り物が相手に喜ばれることもあれば、そうでない場合もあります。親しい間柄でやり取りするのであれば、お互いの好みがわかります。しかしそうでない場合での贈答品の選択はなかなか難しいものですよね。
ならばいっそうのこと、贈り主自身がウキウキするものを選んでしまえば良いのではないでしょうか。少なくとも片方が楽しめるのだから。今回は贈る方も贈られる方も楽しめたという例でしたが。
追記
このゼリーの贈り主が昨日訪問。もちろんゼリーそのものはこちらで消費済み(笑)。でも空がまだとってありました。すぐに捨てずに何度か利用してみたかったからです。
空容器にアイスクリームを入れてお出ししてみました。ふたを開けた瞬間に「あ~」という声とともに笑顔がこぼれました。良かった!
今年もたくさん育った隣のお寺のブラックベリー。摘ませていただきブラックベリーソースを作りました。バニラアイスクリームに良く映えます。彩りにグリーンのミントは必須。