最近はいろんなところでエコという言葉を見聞きしますよね。それでもコンビニに行けばプラスチック容器に入った弁当やパスタ、うどんとどうしても空容器のゴミは避けられないのが現状。鍋やタッパーを持って行けばいいんでしょうけれど、そうするとコンビニの姿が激変することになりますし、何といっても店員さんが大変です💦。
ならばできるところからエコ活動ということで、今回は風呂敷に注目です。
風呂敷こそ日本が誇るエコ文化です。しかし近頃すっかり忘れ去られているような気がします。この辺で私たちの日常生活に素晴らしい風呂敷文化を復活させてみてはどうでしょうか。
風呂敷は正方形です。長方形の風呂敷なんて見たことがありません。正方形だから使い勝手が良いのです。昔はどこの家庭にも風呂敷がありました。新築祝いなどのお返しや商店の粗品など、いろんなところから頂いたものです。大きさも様々。材質も綿から化繊までいろいろです。
風呂敷一枚が何役にも活躍
あの正方形の風呂敷一枚ですが、物を包むという本来の役目意外にもいろいろ使えるのです。
①テーブルランナーとして
普通の風呂敷サイズですと、テーブルクロスは無理でもテーブルランナー（テーブルの一部を覆うもの）にして楽しむことができます。ただしこの場合は風呂敷の材質に注意が必要。つるつる滑る化繊などは不向きです。
②スカーフとして
寒い時には風呂敷をスカーフ代わりに利用しても全く違和感はないはず。正直ちょっとおしゃれなデザインの風呂敷をスカーフだと言ってもわからないと思うのですが・・・。逆に正方形のスカーフを風呂敷として使うことさえも可能です。でも有名ブランドのスカーフで物を包むなんてちょっと抵抗があるも知れませんが。
③絵の代わりに
風呂敷のデザインは実に様々。中には額に入れて部屋に飾っても十分楽しめるものもあります。高価な絵画にも劣らず。美しい風呂敷の模様を堪能するというのも乙なものです。
④旅行のときの助っ人として
今の時代、風呂敷背負って旅に出る人はまずいないですよね。スーツケースやボストンバッグ、バッグパックなどで出かけます。でも突然持ってきた鞄が壊れたりすることもあるかも知れません。そんな時に大きめの風呂敷一枚がけっこう役立つのではないでしょうか。
大方の物をドサッと大きな風呂敷に包んで移動することができるからです。とりあえずの手段ではありますが、風呂敷が助けとなること間違いなしです。唐草模様の風呂敷なんかレトロでいいかも（笑）。
風呂敷は美しい～！
風呂敷が美しいのはそのデザインだけではありません。風呂敷が作る表情といいますか、風呂敷によって作り出される姿もまた美しいのです。様々な結び方ができるようになると「包む」という作業が楽しくなること請け合いです。
誰か結び方を教えてくれないだろうかとググってみたところ、見つかりましたよ！いろんな結び方を紹介した動画です。
風呂敷専門店の「むす美」さんのHPでは、いろいろな結び方を動画で学ぶことができるんです。動画では早すぎてわからない場合は、動画の下にステップごとの画像が紹介されているので、じっくり練習できます。ありがたい心配りです。
風呂敷専門店「むす美」
実践編
雑で不器用自慢の私ですが、二種類の結び方に挑戦してみました！「瓶二本包み」と「ワインボトルギフト」です。
①瓶二本包み
これは意外と楽勝・・・へへ。
②ワインボトルギフト
一目見て素敵だったのでぜひ結べるようになりたいと思い、早速チャレンジ！でもなかなか手ごわかった～💦。
この結び方は風呂敷の布質によってやり易さが左右されると実感。木綿などはやり易く、逆に薄くてテレテレした布地はやりにくいです。
出来上がり！
風呂敷のデザインが変わると雰囲気も変わりますね。
この結び方は練習が必要ですが、不器用な私でもできました～何とか雰囲気だけですが。何事も慣れですね。技術向上に励みます（笑）。
風呂敷一枚で暮らしの楽しさがUP!
今日隣のお寺の奥様がわが家を訪問。私が結んだ「瓶二本包み」と「ワインボトルギフト」をお見せしました。すると意外にも大変感動されたのでこちらがびっくり。
いつもスカーフを素敵に結んでおられる方なので、風呂敷の包み方もいろいろご存知だと思っていたのですが、やはり風呂敷とスカーフは別のようで～💦。私がちょっと得意げに包み方を実践してお見せしたら、ますます驚かれた奥様でした。
それにしてもたった一枚の風呂敷で感動できるなんて嬉しいじゃないですか。コスパ最高！今日は何だか得した気分です。
あなたも引き出しに入れっぱなしの風呂敷はありませんか？もしあったら、ぜひ使ってみましょう。風呂敷の良さを再発見できるのではないでしょうか。
日本の誇りでもある風呂敷。これからも大切に使っていきたいものです。