ベラトから戻った後の2日間はティラナを散策。中心地にあるホテルから歩ける範囲内限定ですが、けっこう見どころがあります。
首都ティラナには高層ビルが多く、それも日本では決してお目にかからないような色合いのものがあったりして・・・。
アルバニアの旅②~ティラナからベラトへ
<11月16日>
バンカート2
アルバニアは共産国時代、ソ連の核攻撃に備えて全土に核シェルターを建設しました。トーチカと呼ばれる防空壕です。
実際にはそれを使うことはなかったのですが、今もなお全国に残っています。壊すにはあまりにも頑丈過ぎるかららしいのですが、その数は数十万個にものぼるといわれるほど。
その中の一つがバンカート(Bunk’ART)2とよばれる博物館になっています。独裁政権時代の悲惨な人々の様子を伝える写真や遺物が展示されています。
ちなみにバンカート1は、バスで30分ほどの郊外にあるそうです。
この博物館を見学していると、数年前に行ったポーランドのアウシュビッツを思い出しました。人間の異常なほどの恐ろしい面を改めて見せつけられる思いです。
バンカート2を出てすぐに目に入ってきたのがこの建物。農業省だとか。
政府関係のビルだとは思えないほどの色使いですよね。思わず笑顔になる?
Museum of House of Leaves(秘密警察博物館)
この興味をそそられるような名前の博物館は、独裁政権下における反政府主義者たちへのスパイ活動を行っていた秘密警察(シグミリ)の本拠地でした。
この博物館は大通りに面していますが、私はすぐに見つけることができず・・・💦。でも博物館の名前に反して、受付の女性がとてもい親しみやすい人だったのを覚えています。
午後はホテル近くの観光案内所でクルヤへの行き方を教えてもらい、また街をぶらぶら。
<11月17日>
実はこの日にクルヤに行くつもりでしたが、雨のためまたティラナ観光。
雨乞いを兼ねて、とりあえず国立歴史博物館へ入りました。広いスカンデルベグ広場の中ですぐ目に付く建物です。下の写真は晴れた別の日に撮ったものです。
小雨の中を歩いているとこんな高層ビルも↓。
いったんホテルに戻り休憩。そのあと午後は再び街歩き。そして最後はgoogle mapで高評価のシーフードレストランに行ってみました。
LISSUS FISH
通りをちょっと脇に入ったところにあるレストラン。ドアを開けると優しそうな年配の店員さんが迎えてくれました。お客さんは誰もいません。それもそのはず、時刻はまだ午後4時! ディナータイムには早すぎますから(笑)。
でもガラガラが好きな私としては最高!
白ワインとエビドリアを頼みました。ご飯の中からいくつもエビが出てきましたよ。
最後にサービスで出されたレモンシャーベットはとても爽やかで美味しい締めとなりました。
これで合計850レク(約1,350円)とは、何と良心的なレストランなのでしょうか!大満足。
穏やかな感じの良い店員さんがドアまで送ってくれました。評判通りの良いレストランでした。
LISSUS FISH
帰りに通りがかりのパン屋さんで、ピスタチオケーキとバクラヴァを買ってきました。
ホテルの部屋で食べてみましたが、バクラヴァは甘過ぎて、ピスタチオケーキは大き過ぎて、ともに完食できず💦。でももう少し甘さが控えめなら、バクラヴァは美味しく感じるはずのパイ好きです。
まとめ
ホテルから歩ける範囲内でのティラナ散策でしたが、けっこう見るところもあり、充実した時間が過ごせました。
さて明日は最終日。クルヤまで小旅行です。