多すぎる英語教材~中身はどれも似たり寄ったり 

久しぶりに行った大型書店。高校生用の英語学習書を探そうと、英語学習書籍コーナーの前に立ちました。相変わらず英語学習書は多すぎるほどありますね。受験用、会話用を問わず、選ぶのに困るほどたくさん。

そう、本当に選ぶのに困るほどなんです。

何冊かめくってはみましたが、けっきょく何も買わずにそのコーナーを離れました。

タイトルの魔力

書店や図書館で初めて本を手に取る場合、タイトルに魅かれるというのが最も多いのではないでしょうか。

私もかつては本の衝動買いをしたものです。インパクトのあるタイトルに騙されて?つい買ってしまうのです。

特に英語関連の書籍ではそれが頻繁でした。たとえば「20日間で英語ペラペラ」などというような本を買ったり。今では絶対に買わないであろうその手の本ですが、若気の至りでね💦。

買ったからにはひと通り最後まで目を通しました。ただその時点では英語力の変化はなし。それはそうですよね、本を読んだだけで、「あっという間に英語力アップ」なんでありえませんから。

でもその本の中に魔法があるのではないかと、心のどこかで愚かな期待をして買ってしまったわけです。タイトルの力ってすごいですね。

まあ、どの本もそれなりに学習法の参考にはなりました。それだけです。

それにしても「英語は英語で考えるとうまくいく」という本があるかと思えば、「英語は日本語で考えろ」なんて本がすぐそばにあったりして、迷う人も多いのではないでしょうか。

両方とも「著者の」考えや体験であって、あなたの考えや体験ではありません。自分の学習法は自分で見つけるのがベスト。

良い英語学習書の選び方

参考書や問題集を買うときに、「絶対にこの本が良い」ということはありません。個人個人で好みが違うため、ひとりにとって良い学習書でも、もうひとりにとっては見るのも嫌かもしれません。

何十年も経った今でも大切に持っているような参考書があります。そしてこれはもうある種の「縁」ですね。書店で偶然見つけて買った本。これまでかなり助けてもらいました。人と出会うように、本とも出会いがありますね。

ではあまりにも多い英語学習書の中から、いったいどんなものを買ったらいいのでしょうか。

私の経験から言わせていただくと、まずは「外見重視」です。以下を参考にしてみてください。

・手に取ってあまり重いものは避ける。
鞄に入れて持ち歩きにくいため、気軽にどこへでも連れて行けない。学習する場所が限られてしまう。
・文字の大きさ
・文字の色分けのバランス。
黒一色だとやる気が起きないけど、文字がカラフル過ぎるとかえって気が散るかも。あなたはどうでしょうか。
・紙の色。
真っ白か少し黄色がかった白かで印象が変わります。私の場合はちょっと黄色っぽい紙の方がやる気が起きます。
・イラスト
これはあったほうが楽しいですよね。でもあり過ぎるのもどうでしょうか。

このように学習書の外見はかなり大事だということです。特に「英語なんて見るのも嫌だ」という中高生などの場合は、いくら中身が優れている参考書でも、ぱっと見ただけで拒絶反応を示します。まずはやる気が起こりそうな外見で近づけます。

お気に入りの一冊を信じて学習する

周りの高校生を見ていると、毎年次々と問題集を渡されているようです。それをしっかり消化できているかというと、かなり怪しいですね。単に問題を解くという作業になっているような気がします。時間がもったいないです。

学校で一方的に与えられた学習書ではなくて、自分で選んだお気に入りの一冊をしっかり学習した方が良いのですが。学校で使っている参考書って、どうも見にくいものが多いような気がするんです。なぜだろう?

まとめ

英語の学習書は数々あれど、最終的に選ぶのは自分の目。他人の意見は参考にしても、それはあくまでも他人の視点によるもの。ぱっと見で気に入ったものがあれば、まずは第一候補です。

今でこそ私の本棚もかなりスッキリしましたが、これまでたくさんの英語関連の書籍を買ってきました。そして今いえることは、どの本もタイトルこそ違いますが、中身はどれも似たり寄ったり。

同じ英語という言語を扱っているのだから、極端に違うということはありえないのです。あなたにもお気に入りの一冊が見つかりますように!

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