思い出を食べる?

関東では桜も開き始めたようですね。雪国もたっぷりあった雪がすっかり消え、春を迎えています。いつもならどこかに出かけたいな、なんて浮き出す季節ですが相変わらずのコロナ禍。

首都圏などの緊急事態宣言は解除されたとはいっても、おいそれと遊びに行く気分でもなく・・・。こんなとき、googleフォトから「一年前の今日」といったような写真が送られて来ました。思い出機能というおせっかい付きなんですね(笑)。

google フォトに感謝

初めてこのgoogle フォトのサービスを見た時は、余計なお世話だな、などと思ったものです。一年前にどうしていたかなんて、それほど興味が無かったから。

二年前も三年前も、特別回顧するようなこともないし~。何十年分もの旅行写真をばっさり断捨離したほどですから。

断捨離に突入~写真の巻

ところが最近、このgoogle フォトの「余計なお世話」に少しだけ感謝し始めました。何せこの状況下です、遠方への旅行もままならず、新しい刺激が不足気味💦。

そんなときに送られてくる「~年前の今日」といった写真を見ながら、「あ~3年前の今日は父娘3人で台南に行っていたんだね」なんて家族で話をしたりるすんですよ(笑)。こんな事は珍しい。

これまでは、思い出を振り返るということがそれほどありませんでした。それが今では「思い出を食べながら」心に栄養を送ることもしばしば。

楽しい思い出は大好物!

思い出といっても専ら楽しい思い出限定だから、気分が落ち込むことは皆無。

特に旅行に関しては、出費があるのみで何も残らない(消えない土産を除く)。でも好きだから良いのさ~、なんて思っていました。

しかし旅行は消えていくだけのものではないことをここにきて実感。思い出が残りますね、当たり前ですが。

「思い出」ということばに、少しくすぐったいものを感じてしまうちょっと変人です。でも今のような状況下では、そのくすぐったいような一見形のない遺物が心の栄養にもなることが判明。旅が自分に残してくれたものなんですね。

生きていればいろんな思いをします。辛い・苦しい・甘い・酸っぱい?いろいろ・・・。

でも楽しい思い出は大好物です!いくら食べても食べ過ぎる心配は無用(笑)。小さな楽しみの積み重ねが大きな幸せへと成長する可能性大ですしね。

自分の心と旅の思い出話

私の場合、旅の思い出とはいっても、ほとんどが自分との対話なんです。ひとりでぶつぶつ言うことではないですよ、心の中で自分と話すということなんです。

一緒に行った友人や家族と旅の思い出話をすることはもちろんあります。でもほとんどがひとり旅だったので、思い出話の多くを語り合う相手は「自分の心」なんです💦。

訪れた場所の風景、人、食べた物など・・・思い出すとウキウキしてくるのがわかります。まさかこんな気分になるとは思いもしませんでした。

毎日思い出に浸っているわけではありません。しかしいままでよりも、自分の旅の歴史?を復習してみることが少し多くなったのは確かです。これも悪くはないです、いまのところ。

さいごに

いままでは旅の思い出話よりも、「今度はどこに行こうか」という気持ちの方が強かったのです。気持ちが後方よりも前方へ行っていたわけ。

でもその「今度は~」がなかなか現実化に時間がかかりそうな今、これまで楽しんだ旅行を思い出して気分を上げることも、まんざら悪くはないものですね。

そして気分が良くなったところで、また出かけたいな、と未来へ思いをはせることになるわけです。結局そこ(笑)。

ひとは必ずこの世から消えるときが来ます。そのときまでにどのくらいの思い出の貯金ができるだろうか、なんて思うようになりました。消えるときがじわじわと近づいてきたからでしょうか。実際消えてしまった同級生が何人も・・・。

「思い出作り」などわざわざやらなくても、生きていればすべてが思い出。もちろん旅行だけが思い出ではありません。

とりあえず今の私は、美味しい旅の思い出を食べながら、頭の中はいつもトラベリング!

 

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