ラルナカからニコシアへ

ラルナカ到着の翌日は、首都ニコシアへ日帰り旅行。

ニコシア(ギリシャ語ではレフコシア)へはIntercity のバスで一時間ほどで到着。クロスポイントを通り、北キプロス側にも少しだけお邪魔してきました。

ニコシアに来る前は、せっかくだからいろいろ見て回ろうかと思っていたはずが、何と一時間後にはラルナカ行のバスに乗っていました💦。だって早くラルナカに帰りたかったから(笑)。

バス

ラルナカ発8:45発のバスに乗車。片道4ユーロですが、往復だと7ユーロなので往復で購入。運賃は車内で運転手さんに払います。

在キプロス大使館のサイトで見た通り、公共交通内ではマスク着用が義務つけられていました(2023年3月2日現在)。バスの運転手さんはもちろん、乗客もマスクを着用。マスクをしないで乗ろうとした乗客はマスクをするように言われていました(まじめな運転手さんのときだけ)。

Intercity のバス

キプロスという国の諸事情

この辺で社会科の勉強を少しだけ~(笑)。

キプロス共和国は、四国の半分ほどの面積で約人口121万人(世銀2020年、北キプロスも含む))。南半分がギリシャ系キプロス共和国、北半分がトルコ系北キプロス・トルコ共和国。これにはちょっと複雑な事情が・・・。

キプロスは1960年にイギリス支配から独立を宣言。その後ギリシャ系とトルコ系の両民族の対立がスタート。

現在は境界線としてグリーンラインと呼ばれる緩衝地帯が設けられています。これは国連部隊によって管理されています。グリーンライン上にある首都ニコシアは分断され、キプロス共和国と北キプロストルコ共和国のそれぞれの首都になっています。

南のキプロス共和国は日本も国として承認。EU加盟国なので通過はユーロ。一方北キプロスを国として認めているのはトルコだけです。

やっぱり複雑ですよね。ただしニコシアでは観光客はもちろん、南北の住民が日常的に国境を往復しています。緊張した空気は全くありません。

ただし「万が一北キプロスでトラブルに巻き込まれても救援活動が困難になる」ということを忘れてはいけないようですが。

グリーンライン越え

バスを降りた後、旧市街に入りリドラス(Lidras)通りというカフェやおしゃれな店が並ぶ通りをまっすぐに歩いていくと、指定のクロスポイントに到着。

出入国の係官が「こ・ん・に・ち・は・」と挨拶してくれたりと、緊張感はゼロ。パスポートにスタンプを押されることもなく、スムーズな出入国でした。

一時間の滞在?

ニコシアへ来る前はいろいろ見て回ろうと思っていました。それなのに一時間後にはまたバスの中~。

何をやってるのか? う~ん国境超えて北キプロス側に入ってすぐの商店街を歩いていたら、何だか満腹気味に~。

トルコ本土で見たのと同じ鮮やかな陶器が並ぶ土産物店で、マグネットを3個購入。ユーロでOKでした。

セリミエ・ジャーミー(イスラム教のモスク)に行ったら工事中💦。このあたりからすでに観光する気力が萎え始め・・・。

南キプロス側のリドラス通りは日本のどこかのショッピングモールを歩いているようだし、北キプロス側の店の連なりは静かなアメ横みたいだし。なんだかな~。

リドラス通り
北キプロスサイドの小さな通り

もちろん両ニコシアにも博物館や教会など見学するところはあります。けれど何だかもういいかな、という気分だったのです。無理に博物館などへ行くこともないしね(向学心ゼロ)。

もっと街歩きをすればまた違ったのでしょうが、早くラルナカに戻りたい気分の方が大きくなってきたという、まことに怠惰な観光客💦。

そんなわけで首都ニコシア観光は一時間ほどで切り上げ、再びラルナカ行きのバスに乗車。

午後はラルナカでのんびりと

お昼ごろにはラルナカに戻り、ビーチ沿いを散歩。地中海の風が気持ちいい!

こんなのんびりした時間が嬉しいんです。

16時ごろ、評判のいいシーフードレストランOcean Basketで食事をしました。時間が時間なので、店内は空いていてゆったり。

一人用に良いという「Bite of the Ocean」というエビ、イカ、魚、ポテトにライスの盛り合わせ(15ユーロ)、と白ワインをオーダー。

盛り合わせもワインも美味。ただ盛り合わせのボリュームがかなりあり、頑張ったけれどポテトとライスを残してしまいました。エビとイカは残せないですよね(笑)。

お腹いっぱいにもかかわらず、コーヒーとデザートまで頼んでみました。キプロスコーヒーとスフレをオーダー。

キプロスコーヒーは濃いめで独特の香り。スフレは二口目までは美味しかったけれど、以後は重く感じました。スフレなどめったに食べないから胃がびっくりしたようです💦。

盛り合わせと白ワイン
デザートはスフレ

まとめ

首都を表敬訪問ということでニコシアへ行ったのですが、わずか一時間程でニコシアを失礼するとは💦。

両サイドとも見どころがないわけではないけれど、自分の観光したい気分が萎えていたのでしょう。

そんな、すごく荒削りの半日ツアーした。でもクロスポイント越えを体験できたから良しとします。

午後はラルナカでまったりできて満足。まあこれが自分流の過ごし方なのな?

つぎはアヤ・ナパへ

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