先週末、北陸新幹線に乗りました。上越妙高から上野まで乗ったのですが、その１時間４５分の間、生きた心地がせず。命がけの乗車となりました。
何が怖かったかって？荷物です、スーツケース。それも巨大なスーツケース！
通路を挟んだ反対側の荷物棚に載った大きなスーツケース。横半分が棚からはみ出ています。急停車や揺れがあったら・・・。ちょうど私のところめがけてきそうな角度。絶対に自分のところに向かって落ちてくる、そう思うとおちおち座ってなんていられません。
千葉の叔父の葬儀に行く途中だけれど、自分が首の骨折って重傷になるなんで嫌だ～。
わっ、はみ出てる！
平日ならガラガラのはくたか号ですが、週末ということもあり、グラン・クラスまで満席。一緒に行った姉が指定席を取っておいてくれたので助かりました。
席があるのは良いんだけれど、この日は思わぬ不安が・・・。命の危険を感じたのですよ、ほんと。
通路を挟んだ右隣の荷物棚にのった大きなスーツケースが、こちらをめがけて落ちてきそう。横幅の半分がはみ出ているから不安なんです。これが三分の一くらいならまだいいんだけどね。許容範囲（私の）超えているからたまらない。
そんな大きな荷物が一個や二個ではないんですよ。何個も、それも無理やり押し込んで荷物棚の上に載せてある状態。
よくもまあこんな大きな荷物を持って移動するものだと感心するほど巨大なスーツケースだらけ。
そのうえ大きなスノーボードを持った人が何人も・・・。外国人客の団体？といえるかどうかわかりませんが、車両の半分ほどが外国人客でした。そのため荷物も半端ないというわけです。
問題の大荷物はもちろん外国人客のものです。みんな力持ちだから平気なのかな？でもやっぱり大変だと思けどね、荷物を置く場所さがしも。
彼らはなんとか自分の巨大な荷物を収め（無理やり💦）着席。ぐっすり眠っている人も・・・お疲れ様です。でもこちらは眠るどころではありません、命がけだもの。
「どうか揺れずに急停車もせずに上野まで、お願いだよ新幹線」という願いが叶い、無事上野に到着。一緒に降りてきた外国人旅行者の荷物大のきいことがはっきり分かり、改めてびっくりでした。
持ち込み荷物
JRによれば、車内持ち込み荷物は、縦・横・高さの合計が250センチ以内。長さは２メートルまでとなっています。スノーボードはぎりぎりかな？でも満席ではとんでもなく邪魔になってしまいますが・・・。
詳しくはJR東日本のサイトで↓
手回り品のご案内
最近は荷物置き場を設けた車両もあるようです。ただしその場合でも、今回のような大荷物を持ったグループには対応しきれないでしょう。
JR東海・山陽・九州・西九州では3辺合計160センチ超え～250センチ以内の「特大荷物は専用座席予約が必要です。ただし追加料金は不要。
詳しくは↓
JRおでかけネット
宅配便情報を提供しては？
予約なしで大型荷物を持った外国人グループが乗車したら、車内が大混乱になるのは確か。超大型荷物と一緒に乗り込む外国人客は本当に多く、こちらは見ているだけで疲れます。
機内持ち込みサイズでも空港宅急便を利用してしまう荷物大嫌い人間の私。彼らの気力と体力に感心するほどです。
ただし実際は普通の車内で荷物のスペースさがしに翻弄されるご本人たちも大変、他の乗客にとっても大変な迷惑。事前にアドバイスがなかったのだろうか？誰も教えてくれなかったのだろうか、宅配便があることを？
巨大な荷物を持って日本の新幹線に乗ること自体がハードルが高いのです。快適に新幹線の旅を楽しむためには荷物別送という手段を使うことがベスト。
先日の外国人乗客たちは、いったいどういう方法で旅していたのかはわかりません。しかし彼らの国または日本サイドの旅行社が間に入っているのであれば、宅急便で荷物を送る方法をアドバイスしてあげることができたはず。
日本には信頼できる「宅急便」があるのを誰も紹介してあげなかったとしたら、とても残念です。
かつて私が係わっていた旅行会社の外国人旅行部では、海外からの団体客が到着した時は、必ず荷物は別送で運送業者に頼んでいました。皆さん荷物が多いんですよね、ほんと。
今では宅配便がすごく発達していますから、それをうまく利用するための情報を提供するべきではないかと思います。
日本の宅急便は本当に便利！スキーやスノーボードも運んでくれるよ、とね。
最後に
日本に来たら新幹線で楽しい旅行をしたい、でも荷物を置く場所がない・・・いや全く場所がないわけではないのです。皆さんの荷物が大きすぎるんです。そしてそれに対応できない現状。
何とかしないと事故が起きてからでは遅すぎるということ。車両の半分を荷物置き場にするしかないかな。もちろん超大型荷物は有料で！
荷物が凶器にならないためにも、今後の対策を！