今日はもう七草。とはいっても雪国では草は真っ白な雪の下。最近はスーパーに行けば七草セットが売っているけれど、地元で手に入れるのはまず無理。特に今年は正月から大雪で除雪作業でスタート。参りました。
参ったといえばわが家・・・実に冷たい年明けとなりました。電気温水器が壊れたんです、それも大晦日に😢!
お湯が出ない!
12月31日大晦日。いつもなら父も私も早めに風呂に入り、ゆっくりと大晦日の夜を過ごします。しかし昨年の暮れは状況が違いました。前日まで普通に出ていたお湯が出ないんです。電気温水器の不具合。よりによって大晦日に💦。
調理用のお湯は沸かせますから良いんですが、問題は風呂です。96才の父は風呂が命。寒い冬にお風呂に浸かれないというのは大問題。
「大晦日に風呂に入れないなんて何てことだ!」と大ブ~イング。風呂好きではない私にとっては、別に大した問題ではないけれど、父にとってはあってはならないことのようです。大正生まれにとっては大晦日は特別な日ですから。
それにしても時期が悪すぎる。メーカーも修理屋さんも年末年始休暇に入っています。おまけにお天気は雪マーク。踏んだり蹴ったり。身も心も冷え冷え。
温水器の取説を見たら、メーカーのサービスセンターが年末年始もやっていることが判明。早速電話をしてみますが、お決まりの「ただ今電話が大変混みあっております・・・」が繰り返されるだけ。日本全国でわが家みたいに機器が壊れた家が多いんだな、なんて思いながら一度は電話を切りました。
一時間半ほどしてもう一度トライ。すると運よく繋がり、修理依頼ができました。
1月2日の午前中、大雪の中を修理担当者が来てくれました。修理屋さんのイメージとは違って、やってきたのは背の高いひょろっとした若者。髪の毛を後ろに束ねて、何だかバンドなんかをやっていそうな雰囲気です。温水器のカバーを開けるとすぐに原因を発見。下の方の管が劣化していたそうです。15年経っていました。
「正月早々、それもこの大雪の中、仕事に出向くなんてやってらんないよ」な~んて言いそうな風貌なのに、全然そうじゃなかった!彼はメーカー指定の在宅修理屋さんらしく、おそらく地域内で交代制でスタンバイ中だったのでしょう。淡々と、かつわかり易くいろいろ説明してくれました。
皮肉にも、寒い冬に温水器が故障したり、暑い夏に冷蔵庫が故障したりし易いものですよね。それは「機械が頑張るから」と彼の説明。なるほど機械も無理するんですね。人間も無理すると病気になる。
「申し訳ないですね、正月早々。それも大雪の中」と私が言うと、「いえ、全然。」と言いながら飄々と機械を点検。
結局15年使ったわが家の温水器は、新しく取り換えることになりました。部品が手に入らないそうです。それでもそのお兄さん、一応正月明けに部品を確認してみてもいいと言ってくれました。
しかしまたその他の部分の劣化が起こる可能性も大なので、総入れ替えということにしました。物は壊れる、人間も同様に。
大雪の中なのに、出張料が思ったよりも安く済み、申し訳ない気持ちでした。支払い時に、テーブルにあった小さなみかん二個をあげたら、笑顔で受け取とってくれました。あの飄々とした青年が小さなみかん二個で喜びを表すとは・・・可愛いじゃないですか。
一見クールそうで温かい人っているものですよね。その逆も然り。
あっ、なぜみかんかといいますと、雪道を走る途中、何が起こるかわからないから。何も無いよりはみかん一個でもあればという思いからでした。本当は煎餅もあげようと思いましたが、子供じゃないんだから~とやめておきました。でもあの感じなら煎餅をあげても良かったかも知れません、非常食として。
結果としては修理不可能でしたが、大雪の中をチェックしに来てもらえただけでも感謝の1月2日でした。
今年の正月
当分の間お湯無し生活が続きそうなわが家(やかんで沸かせばある)。電気やガスが遮断されたわけではないし、蛇口からお湯が出ないだけで文句言うべからず~とも思います。がしかし何だか調子が狂いました💦。
ニューイヤーコンサートを見逃す
大雪とお湯が出ないトラブルで、正月のリズムが変。
その最たるものが毎年恒例ウィーンフィルのニューイヤーコンサートです。元旦の夜NHKで生放送されます。
ひとりこたつに入り、ワインなんかを飲みながら、ゆっくり演奏を聞くのが元旦の夜の私のルールでした。
ところが今年はすっかりそのことを忘れてしまい、二日後に思い出すという始末。心に余裕がないということはこういうことなのかな、と実感。再放送があるのが救いです。
さいごに
人間便利に慣れてしまうと弱いですね。最も不便を知っているはずの大正生まれの父が一番文句を言っているのが不思議。水道が出るだけでもすごいはずなのに・・・。昔は良かった~なんて言いませんね。私たち以上に便利が嬉しい世代なのかも知れません。
コロナで暮らしが変ったように、普段当たり前であったことが消えていくとき、どれだけ自分が柔軟性を持って対応できるかが問われそうです。
でも・・・やっぱり寒い。春よ来い!
ヒグさん、こんにちは。
今日は9回目の観音寺にお参りしました。
こちらは昨日明け方から雪がちらつき、少し雪が積もり今朝もうっすら残っていました。
新潟は大変な状態でしょうか?
観音寺のお参りの際、参道の端に雪が残っていて、杉林からシャーベット状の小さな雪の塊が降っていました。
観音寺の横の道は4・5センチ程積もっていました。
御住職の話では昨日は昼間も-2℃と仰っていました。
観音寺の参道にある、お三方の縫いぐるみがなくなっていて、雨と雪で片づけたのかと思いました。
本堂前でお参りをする時にまっちゃんが持っている、小さな賽銭箱が無いのに気が付いたのですが、3ヶ月振りと正月は動かなかったので今日は結構しんどくて帰りの道で、お三方の縫いぐるみがなかったのに気が付きました。
やはり二人がおられなくなったので、年末にでも仕舞われたのかもしれません。
今日は牛乳を持って来られた方としか出会いませんでしたが、奥からご住職が来られお話をしました。
ご住職の手作りのジャムやお菓子、袋物や手袋とニットの帽子がセットで有ったり、グッズが沢山有りました。
秋には福祉施設で精進料理の料理教室もされたようで、アフタヌーンティや11月末と12月にかけて、募集をして催しもされたようです。
ご住職とお話をしている時に、人が居られるような気がしましたが、気のせいかもしれません。
春にはどなたか来られると良いのですが。
暖かくなったらまたお参りします。
金星義一
金星様
新年早々の現地レポートありがとうございます!
こちら上越地方は記録的大雪で身動きできない状態です。30数年前の大雪時には東京在住でのんきな冬を過ごしていた身としては、何だかサバイバル生活のようです。ただ今日は久しぶりに太陽がときどき顔を出してくれたのが救いです。皆何とか頑張っています。
もう9回目!あの坂を9回も~。あの3体の人形が消えましたか。ちょっと寂しいですね。でもあれも撮影があったからこその工夫だったのかも知れませんし。
ご住職とゆっくりお話なさったようですね。料理教室など活動なさっているとのことで良かったです。
けっこうボランティアの方が応援に来ておられるようですから、誰かが居られても不思議はありません。
春のレポートを楽しみにしています。今は本当に春が待ち遠しい越後の住人です。
ヒグ