昨日、亡くなった父がお世話になったヘルパーさんに久々にお会いしました。
仕事の合間だったようですが、ちょっとだけお話しできました。
彼女のお父さんは数年前に79才で亡くなったのだとか。ふと寂し気な顔をした彼女。
あ~そうだ、ヘルパーさんにだって親がいる。もちろん。
昨年末に亡くなった父がお世話になったヘルパーさん。その責任者の方が領収書を持って来られました。
たった一か月のヘルパーさん利用であったにもかかわらず、とても懐かしい気持ちになりました。あちらも私がどうしているだろうかと思っておられたとか。
玄関先でしばし立ち話を。
2月に入ってから雪が多かったので、利用者宅への移動が大変だったに違いありません。ヘルパーさんの車を止める場所を確保すべく、わが家では隣のお寺の駐車場をお借りすることになっていました。
が雪が降る前に逝ってくれた?父。
昨日、歯科クリニックに検診に行った私。待合室で番を待っているとき、この歯科に父を連れてきたときのことを思い出してちょっとせつなくなりました。
そんなことを彼女に話すと、父を亡くしてまだ二か月だから無理もないと。
実は彼女も数年前に79歳のお父さんを亡くし、今もなお寂しくなるそうです。
そうだよね、いつもは仕事で他人の親のお世話ばかりしているけれど、ヘルパーさんにも親がいる。本当は彼女も父上のお世話をもっとしてあげたかったかも知れません。
次の仕事がある彼女を引き留めてはいけないので、うちの父がお世話になった他のヘルパーさんたちにもよろしくとお伝えして、お見送りしました。
いつも他人の世話で忙しいヘルパーさんですが、彼女たちも人の娘だという当たり前のことを思った瞬間でした。
100年の人生完結~父逝く