今日のお昼ごろ、知人の娘さんがフランスパンを持ってきてくれました。自分で焼いたのだとか。
私はライ麦パンは焼きますが、フランスパンは作ったことがありません。難しそうだから。でも最近は「簡単に作れる○○」といった動画がたくさんありますよね。彼女も動画で作り方を見て焼くようになったそうです。
フランスパンといえば、10年以上前に姉と旅したパリで食べたバゲット(細長いフランスパン)・・・表面がパリパリで中はシンプルな塩味。
でも時間が経つとカチカチになってしまう本場のフランスパン。
一週間のパリ滞在中、毎朝パンを買いに行く係だった私。パリ大学の学生たちの合間をぬってお目当てのパン屋さんに足を運んだものです。
以前姉宅にホームステイしていたフランス人高校生に言わせると、日本の最大手メーカーのフランスパンは「ゴムみたい」だそう。確かに何日たっても固くならないもんね(笑)。
それにしても本場のフランスパンを食べたことがある姉。よりによってあの最大手メーカーの永遠に??柔らかいフランスパンをフランス人に出すとはね💦。
今日いただいたフランスパンは、お昼に美味しくいただきました。
彼女は最近パン作りにはまりだした様子。この暑い中を、わざわざ届けてくれるなんて、パンを焼いて誰かに食べてもらいたい気持ちが充満しているのがよくわかります。
というのもちょうど20年ほど前、私がパン焼きにはまっていたころに似ているから。あの頃はしょっちゅうパンを焼き、近所のおばさんや、友人たちに食べてもらっていました。試食の犠牲者たち(笑)。
でも今はこうして作ってもらう側になりました。たま~にしかパンを焼かなくなったから。試食係も悪くはない。
フランスパンは小麦粉、塩、水、イーストがあれば作ることができるらしい。今度動画をさがして作ってみようかな。
パンの発酵は気温が高いほうが早く進む。けれどここ数日のような猛暑日ではあっという間に発酵してしまうから要注意!
残念ながらフランスパンの美味しいパン屋さんが近くにないから、自分で焼いてみるのも良いかな・・・プロが作ったフランスパンが美味しくないのは許せないけれど、ド素人が作ったまあまあのフランスパンなら自己満足ということでOK。
ところでパンといえば小麦粉。
世界情勢の影響でその価格が上昇しています。しかしフランスは農業大国であり食料自給率が高い国です。パン用の小麦も自国で生産できるところが強い!「だからフランス人は自信満々なのだ」とどこかで聞いたことがあります。冗談でもなさそう~。
確かに人間生活の基本である食を自国で供給できることってすごいこと。米を除いてほとんどを輸入に頼っている日本。いざとなったら米に頼ることになるのでしょうか。もっと米を大切にしなければね。
とはいえ美味しいパンはやはり嬉しい。パリパリのバゲットが焼けたらいいんだけれど。また本場のバゲットを食べに飛べる日が待ち遠しいこの頃です。