11年ぶのニュージーランド航空~快適だった!

先月ニュージーランドに行きました。11年ぶりです。
飛行機はこれまた11年ぶりのニュージーランド航空。

<往路>成田→オークランド NZ90

航空券はニュージーランド航空のHPで直接購入。
いつもの庶民クラス・・・。
成田⇔オークランド往復で¥77,960(諸税込み)+¥3,000

¥3,000は特別席の値段です。自分の席の前に席が無い、つまり足が伸ばせる席。この値段ならいいかなと、今回は試しに往路だけ利用してみました。

実際に座ってみると、確かに足は延ばせるので楽でした。
ただこの日はけっこう空席がありました。
私の席も隣は空いていたので、やった~と思ったのも束の間・・・。
何とアームレストが上がらない・・・涙。

そういう席だったのです、35Hは。
前もって言ってくれればいいのに。

満席のときは確かに有料席の価値ありと言えますが、隣のアームレストが上がらないとは想定外!リピートはないですね。

でも何事も体験だから良しとします
それに足が伸ばせたのは確かに悪くはなかったので。

前に座席が無いから足は伸ばせる

横に誰もいなかったのに、アームレストが上がらないなんて!

夕食のベジタリアンミール
カレー好きなので不満はなし

<復路>オークラン→成田 NZ99

今回はこの復路で初体験が待っていました

☆プレミアムエコノミーにアップグレード

日本出発前にニュージーランド航空からのメールがありました。
「Upgrade to Premium Economy with One Up」という内容。
これはオークション形式で、落札に成功すればアップグレードされるということです。結果は出発の3~5日前にメールで連絡が来ます。

オークションなんて一度もやったことが無いので不安でした。
しかしこと航空券関係になると力が入る性質でして、思い切って参加することにしました。

エコノミーとの差額を自分で決めるわけですが、最低運賃らしきものが一応出されています。あの時は確か3万円ちょっとでした。それ以下だと成功率がほぼゼロという感じで示されます。実際はどうかはわかりませんけどね。

できる限り安く落札したいのは誰もが同じ。
いくらで入札するかを、あ~だこ~だと考えました。
けっきょく示されていた最低料金に、ちょっと色を付けて¥36,735で入札。4万円は払いたくなかったので、まあこんなところかと適当に決めたわけです。

なお落札に成功しなかった場合は、入札金額が引き落とされることはありません。ご安心を。

帰国数日前のメールでは、「アップグレードが確認できません」の内容でした。初めてのオークションは成功しなかったのだと諦め、出発前日の午前中にインターネット・チェックインを完了。

ところが出発当日、空港で自動チェックインをしたところ、出てきたタグには「Premium Economy」と書かれているではないですか。
オークション成功でした!

メールをチェックしたら、前日の午後にアップグレードの連絡が届いていたのです。それに気がつかなかったのです。
もっと高い料金で入札していたら、早いうちに知らせが届いていたのかもしれませんね。

ということで初めてのプレミアム・エコノミーの体験ができることになりました。

いまでは多くの航空会社でプレミアム・エコノミーを設けています。

しかし私はこの「エコノミーとビジネスの中間」というのが中途半端な感じがあまり好きではありませんでした。ラウンジも使えないことがほとんどですし。

ところがいろいろ調べてみると、ニュージーランド航空のプレエコの評判がなかなか良くて興味津々に。そしてオークション参加となりました。

OneUpアップグレ―ド

ラウンジこそ使えませんでしたが優先搭乗でした。
機内に入ると、わずか20席ほどのプレミアム・エコノミーがほとんど埋まっていました。そして嫌な予感が当たってしまい、私の座席はプレエコの最後部の中央ド真ん中の席。何年ぶりだろう、真ん中席に座るの。

待合室にいるとき、搭乗券の25Eという番号をみて、こりゃひょっとしてど真ん中の席かもしれないと思ったのが大当たり!

そりゃそうですよね、ぎりぎりに決まったんだもの。でもそこはエコノミーよりも少しは余裕があるだろうからと、ちょと安心していました。

確かにど真ん中の席でした。
両側の席ですが、左側に日本人の男性、右側に外国人の男性。
この二人の方たちがとても紳士でラッキーでした。トイレに行くときも、快く立ち上がってくださり助かりました。

エコノミーよりも少しはスペースに余裕があるとはいえ、ビジネスほど広いわけではありませんから。

ミネラルウォーターとアメニティー 
スリッパもあったと思いますが、私はいつも履かないので記憶になくて・・
いや、やはりありましたね。隣の日本人の方が履いていましたから。

陶器のカップが嬉しい


ニュージーランドワインをいただきました

男性のCAさんにオレンジジュースを頼んだら、
たくさんのスナックも一緒に持ってきてくれました!何だか子供のように嬉しくなりました。

あまり写真は撮りませんでしたが、詳しくはニュージーランド航空のHPでご覧いただけます。
NZ Premium-Economy

座席はやはりビジネスクラスと比べると狭いです。エコノミーよりは少しは余裕です、当たり前ですが。だからプレミアムエコノミーなんですよね。

この会社ではプレエコでも食事は陶器で出されるのが嬉しいです。
そしてどのCAもきびきびと快いサービスをしてくれました。
男性CAが多いのも心強いと感じます。

インターネットチェックインのこと

最近はよく自宅でインターネット・チェックインをしていきます。
今回もそうしました。そうすれば空港でチェックインがスムーズだからということで。

成田空港でチェックンするときには、ちゃんとインターネット・チェックイン済の乗客用カウンターがありました。とても楽でしたよ。

ところが、オークランド空港では成田のようなインターネット・チェックイン乗客用のカウンターはありませんでした。前日、友人宅のPCでインターネットチェックインを済ませ、プリントアウトしておいたのに全く無駄でした。

結局、荷物を預ける場合は、自動チェックイン機の前で並ばなければいけませんでした。アップグレードになっていたので、搭乗券も変更してもらう必要がありましたから、別に良いんですけれど・・・。

全体の感想

良かったと思います。

久しぶりに乗ったらCAの制服も変わっており、現在の制服は私も好きです。女性CAのワンピースの柄は、伝統的なマオリ文化をデザインに取り入れおり、ニュージーランド色を出しています。その上に黒いジャケットできちっとまとめているのがまた良くて、目で楽しめます。

食事内容は個人の好みが大きく左右します。
私の場合はベジタリアンミールを頼むことが多いこの頃ですが、特に不満はありませんでした。ワインも色々楽しめますしね。

そして乗務員は親しみやすく、かつてきぱきと仕事をこなす感じで心地よいです。

がっちりとした男性CAたちですが、ゆっくりのっしのっし歩いているようでも、しっかり働いてくれるのはお見事です。

プレミアム・エコノミーはビジネスクラスのようにフルフラットにはなりませんが、「ちょっとしたゆったり感」を味わうには適当なクラスでした。

そして今回初めてのオークション体験でしたが、また機会があれば参加しても良いかなんて思います。何だか遊び感覚で楽しめました。

以上11年ぶりに乗ったニュージーランド航空の私なりの感想でした。
また乗ってもいいな~。