11月の半ばといえば枯れ葉が舞い散る季節。わが家の藤棚の葉も黄色くなってきました。紅葉の季節ですね。
そんな木々が色づく中、すごく元気な緑色の葉が目に入ってきます。四季なりイチゴのミグノネッテです。
実はこんなに元気になるとは思ってもいませんでした。予想外の成長です。
まだ実はぽつぽつですが、冷凍保存でためています。まとまった数が出来たらジャムでも作ろうかと思います。地味~な過程ですが楽しみ。
何といっても味が良い。小さな実を口に入れた瞬間、甘酸っぱくて良い香りが口の中に広がります。すごく懐かしい。
これぞ「いちご」という豊かな香りがたまらない!
一度は諦めた
毎年少しですが畑でいちごを育ててきました。しかしなかなかうまくいきません。
ならば観賞用も兼ねてワイルドストロベリーと呼ばれる四季なりイチゴを育ててみようと種を購入。去年の秋です。
種が届いて中身を空けて見てびっくり。小さな保存袋に、これまたすご~く小さな種が15粒。これで250円。他のタネに比べて割高です。
こういう種に限って発芽しないんだよな~などと思いながらプランターに蒔きました。もうこのときから自信なし(笑)。
わたしの感は当たり、いくら待っても発芽せず。
一か月なんてものじゃない、もっとです。雪が降って来るからもうだめだろうし、プランターの土ごと処分したい気分でした。値段にかかわらず、割りとあっさり諦める性格なので・・・💦。
そしてかなり待ちぼうけを食らい忘れかけていたころに、すご~く小さな芽が出没。見たことのない芽だから雑草でもなさそう。
とりあえず春まで放置して置いたら、何やら存在感が増してきました。プランター内に何株も育ち始めたのです。捨てなくてよかった!
人生諦めも肝心ですが、「諦めないことも肝心」ですね(笑)。
なお初めから諦めていたこともあり、ここまでの写真撮影はなし💦。
急成長
春の日差しを浴びながら、すごく小さかった芽はぐんぐん成長を開始。プランター内で密になり始めたため、一部を花壇に下ろしました。
それでもまだ混み合っていたため、知人のお母さんにあげることにしました。ペチュニアの苗をいただいたので、そのお返しです。
それにしてもこんなに増えるとは思いもしませんでした。
幸せを呼ぶ実?
ミグノネッテの苗をあげた知人のお母さん。「幸せを呼ぶ実だ!」ととても盛り上がっておられたとか。
調べてみると、「幸せを呼ぶ実」としてワイルドストロベリーが話題になったことがあったらしいのです。どうりでね。
そういう話は全く知らずに蒔いた種。それが成長して小さな真っ赤な実をつけたら・・・ひょっとして誰かを嬉しくさせ、幸せな気分にさせてくれるかな?
だから「幸せを呼ぶ実」といわれるのも、まんざら嘘ではないような気もしてきました。
秋に入ってからぽつぽつと実がなり始めました。もうすぐ雪が降るので、赤い実がたくさんなるのは来春以降ではないかと思います。
そう、来年の収穫を期待しているのです。
さいごに
まさかあの小さな種がここまで育つとは予想もしていませんでした。わからないものです。種って不思議ですごい!
根性のない管理人に、もう少しで捨てられるところだった「幸せを呼ぶ実」。
種から育てるというのは、短気を起こしてはいけませんね。わかってはいるつもりですが、小~さな芽がでるまで一か月以上、いえいえ二か月くらいは待ったような気がします。寒くなっていたこともあるのでしょう、なかなか芽が出なくてね。
一度は諦めたものが、今では来春への期待でワクワクです。ワイルドストロベリーは寒さに強いらしいから、越冬については心配していません。
絶望から希望へと変わったわが家のミグノネッテ。来年はたくさん小さな実がつくでしょう、たぶん。