今朝の読売新聞のスポーツ欄を見てショック!
「内村予選落ち 個人総合」(肩を痛めて平行棒の演技を中断した時の内村選手の写真付き)
えっ? それも「肩の古傷痛め 落下、転倒」だなんて・・・。そして左肩を抑える内村選手の痛々しい顔。こちらまで心が痛くなりそう。
そりゃ両肩を痛めていれば、体操のどの種目だって無理に決まってる、絶対に無理ですって。
現に内村航平という日本が誇る世界のトップアスリートでさえも、崩れ落ちたのだから。どれだけ我慢していたのだろうかと思うと、見ているだけでも辛いものがあります。
スポーツ選手に怪我はつきものだとはいわれても、それじゃ選手たちはどこまで我慢すればいいのでしょうか。内村選手なんて、もう体中から泣き叫ぶ声が聞こえてきそうです。
お願いだから、体を休めて欲しいという以外に言葉はありません。
本当に何年もの間、日本の体操界を引っ張ってきた偉大な選手。十分な功績を残しました。もう十分過ぎますから。
そして内村選手の記事のすぐ隣に、何と「伊調 まさかの完敗」という大きな見出しが。
えっ?あの無敵だった女子レスリングの伊調馨選手が負けたって?これまたショック~。
リオ以来初となる国際大会とはいえ、あの伊調選手に「完敗」という見出しがつくなんて。
そういえば霊長類最強といわれたあの吉田沙保里選手はリオの決勝で敗れました。あの日近所の奥さんなんて、ショックで何もやる気が起きなかったとか。
みんな知らず知らずのうちに選手たちが心の支えになっていたことがわかります。
特別そのスポーツが好きだというわけではなくても、国際大会では自然に自国の選手を応援。そんな人がほとんどではないでしょうか。
そして私たち応援する側は、強い選手は「いつも勝ってくれる」と信じているし、そう信じたい気持ちがあります。心のどこかに「いつかは彼・彼女も敗れるときがくる」とわかっているくせに。
内村航平選手も伊調馨選手も今回「敗れ」ました。「いつかその時が来る」とは誰もがわかっていたけれど・・・そして何よりも当の選手たち自身も。
いつもメダルを持ってきてくれる選手たちは、周りの期待も半端じゃないです。無事優勝したら大騒ぎはもちろん、敗れても大騒ぎ。大変です。
もちろん今後も挑戦するかしないかは、選手自身の決断ではあります。ただ素人としては、選手たちの「人としての体」が心配になります。
彼らの体はかなり酷使されているので、37兆個の全細胞はそうとう疲れ切っているに違いありません。
敗れたからといって、内村選手や伊調選手に不満などどこにもありませんから。それどころか、これまで私たちを何度も喜ばせてくれたことに対して大感謝です。
二人ともオリンピックや世界選手権で金メダルをたくさん持って帰ってくれました。日本国民は十分満足です。少なくとも私は。
内村航平、伊調馨の両選手に、心から大きな拍手を送ります!