ティラナ到着翌日は世界遺産の町ベラトへ移動。
今回のアルバニア旅行で一番の目的地です。街並みの写真を見て以来、興味を惹かれてずっと気になっていました。バスターミナルへの行き方など不安案件はありましたが、無事行ってきました。
お天気にも恵まれ、美しい街と温かい人に出会えた楽しい旅でした。だたどこもかしこも階段だらけ・・・足腰の強さが試された旅でもありました💦。
ティラナからベラトへの行き方
ティラナからベラトへはバスで2.5時間ほど。
バスターミナルへはローカルバスかタクシーを利用。私はホテルからタクシーで行きました。最初の移動だから「楽」を選択(笑)。
8時10分にホテルに迎えに来てもらい、30分くらいでターミナルに到着。イタリア語も話す感じの良いドライバーさんでした。690レク。
ターミナルでは周りの人に「BERAT」というと、すぐにバスを教えてもらえますから大丈夫。適当な人数が集まり、8:50頃出発しました。ベラトまで片道500レク。車内で支払い。
ベラトのバスターミナルに着いたら、ローカルバスに乗り換え、ホテル近くで下車。30レク。こちらのバス料金も車内で車掌さん?が集めに来ます。昭和の子供の頃を思い出しました。
ただどこで降りたらいいのわからず、同乗のイタリア人旅行者とあ~だこ~だ話していたら、天使現る!英語が話せるかわいい女子大生。助かりました。
女子大生にいわれたバス停で降り、橋を渡って歩き出した私。道路沿いで分かりやすいホテルのはずが見当たらず。方向音痴全開💦。
通り沿いの商店で尋ねてみました。嬉しいことにみなさん親切。google map見ればいいじゃないの?なんて雰囲気はゼロ。一生懸命教えてくださいました。
それからしばらく歩いてまた迷い・・・今度は犬を連れたおじさんにお尋ねしました。ホテルのすぐそばまで一緒に来てくださり感謝しかありません。なんと私のホテルは橋を渡らずに通りに沿って歩けばよかったのです。新市街の皆さん、お世話になりました💦。
ベラト
ベラトはティラナから南東120Kmにある城塞都市です。BC5世紀からイリュリア人が住み始め、BC2世紀にはローマ軍に占領されました。その後ビザンチン帝国、ブルガリア帝国、セルビア帝国、15世紀にはオスマン帝国に支配され、1914年にアルバニア公国が独立。
今では「千の窓のある町」と呼ばれるオスマン帝国時代のアルバニアの家並みが残る町です。
この町はオムス川をはさんで、マンガレム地区とゴリツア地区に分かれます。私が泊ったのはマンガレム地区にあるホテルでした。
ベラト城
ホテルでチェックインを済ませたら、さっそくベラト城へ。
この日はお天気に恵まれて青空。散歩、いやちょっとした坂登り日和?正直思ったよりもきつい道のりでした。4年前に行ったやまと尼寺・音羽山観音寺へ行く山道を思い出してしまいました💦。まあいい運動でしたけどね。
道中で出会あった下校途中の12歳の少年。毎日この長い坂道を歩いて学校へ通っているのだとか。気の良さそうな彼の笑顔が印象的でした。
Hotel Beratino
ベラトではHotel Beratino に宿泊。
伝統的家屋を利用したなかなか趣のあるホテル。しかし入り口から部屋まで階段の連続。部屋までの階段は一歩間違ったら転げ落ちそうなほど暗くて急。もう一個電球つけてくれたら少しは登りやすいのだけどな。私はデイバッグ一つの軽装でしたが、大きな荷物は極力避けた方が良いでしょう。
夕食もホテルのレストランで食べました。お客は私だけ。まだ早いんですよ、5時ごろなので。でも私は早めに夕食を食べて、後は部屋にこもるのが習わし。それに空いているレストラン好きなんで・・・。
美味しかったローカルワインとピーマンのご飯詰め。けっこうボリュームがありました。肉が苦手だと言ったらこれを出してきてくれたんです。
翌日の朝食ルームも私一人で独占。眺めのいいレストランでゆっくり頂きました。
最初に出てきたのがこのペラトという揚げパン。沖縄のサーターアンダギーそっくりですが、こちらの方が軽くて食べやすいです。ただこれ全部ひとりでは・・・。
あつあつで美味しかったけれど、やっぱり完食は無理でした(笑)。
卵は一個でいいっていたんだけど・・・やっぱり英語が通じなかったみたい。せっかくだから両目玉焼きを頂きました。ご馳走様でした。
ティラナへのバス
ホテルから歩いて数分の所にある広場からローカルバスに乗り、バスターミナルへ。
ティラナ行きのバスが止まっていたので乗り込みました。するとどこかから笑い声が・・・。何と昨日ローカルバスの中でいろいろ教えてくれた女子大生ではありませんか。「また会いましたね」と声かけてくれました。お母さんと一緒にベラトのおばあさんの所に来て、またティラナへ戻るのだとか。
この二人のお陰でティラナへのバス旅は楽しく、あっという間に過ぎていきました。また幸運にも、彼女たちは私が目指す市中心街まで一緒に行くとのこと。バスターミナル前のカオスのような道路横断も、彼女たちにぴったりくっついて成功!無事市内バス5Bに乗り換えて中心地で下車。
出会った記念に3人で写真を撮り合いお別れ。彼女たちはもう一本バスに乗り換えて家に帰るのだとか。どこの国でも中心地でアパートを借りるのは高くつくので、郊外で暮らすことになりますよね。
最後に
アルバニアに着いたらまずは行ってみたかった町ベラト。現地の方たちのお陰もあり、無事バスで行くことができました。
ベラトはアルバニアの中では観光地であるにもかかわらず、人々は観光ずれしている様子もなく親切でした。たまたま出会った人々がそうだったのかも知れないけれど、好印象で帰れたのは良かったと思います。
いまこうして振り返ると、やはり一泊でしたが泊って正解でした。日帰りで十分だという意見もありましたが、私はもう一泊してもよかったとさえ思います。のんびり町を歩くのが好きなので。