今日のネットニュースで「ケーキよりパン?洋菓子店減少」という見出しが目に入りました。
神戸を例にとった内容です。最近は老舗のケーキ店が次々と閉店しているのだとか。その代りパン屋の人気が目立つそうですよ。
少子高齢化とコンビニの追い上げ
原因の一つに少子高齢化があるようです。
普通ケーキといえば、バターや生クリームがたっぷり使われていますよね。
年齢とともに健康志向は高まり、コレステロールだ中性脂肪だと数値が気になる高齢者が増加。一方ではケーキを食べてくれそうな元気な子供の数が減少。ケーキ屋さんにとっては厳しい時代到来です。
もう一つの原因はコンビニスイーツの充実だそうです。有名ケーキ店のケーキよりもお手軽価格で、かつ味も年々良くなっているとか。安くて美味しいとなれば、そりゃ行くよね、コンビニ。
パンが人気
反対に人気上昇中なのがパン屋さんだそうです。
価格からしてケーキよりもお得感があり、気軽に買えるからだというのです。手土産用に買う人も増えているとか。手土産もケーキからパン?変わるものですね~。
パティシエにエール!
もっともこの内容はあくまでも神戸を中心とした報告です。他県での状況はよくわかりません。でも女の子がなりたい職業のトップに「パティシエ」があげられるほど、ケーキ職人は夢を与える仕事であるということ。せっかく開いた店を閉めるなんて残念過ぎます。
ところであなたはNHKBSプレミアムで放送されている「極上!スイーツマジック」という番組をご存知ですか?
私はお昼(火曜日午後0:30~1:00の再放送)にときどき目にするのですが、毎回二人の有名パティシエが登場します。そしてあるテーマにそってスイーツ作りに挑むという番組です。
どのパティシエも優れた技術とこだわりで見事なお菓子を作り上げます。芸術です。
ただね、一流職人さんには申し訳ないんですが、洋菓子作りってどうしても「グチュグチュ感」があるような気がするんですよ。バターや生クリーム、卵や牛乳、洋酒、それにフルーツなどなど・・。あっ、チョコレートも!そういった材料をグチュグチュ混ぜて作っているから。
素人の勝手な意見ですが、もっとシンプルでも良いんじゃないかなんて思ってしまうわけ。もちろん番組の中では、それぞれのパティシエがこだわり抜いた材料で全力で仕上げる作品です。味も素晴らしいに違いありません。
ただ庶民が食べるには、もっと気楽に食べられる素朴なスイーツが良いような気がしますけどね。まあ挑戦する番組だから、パティシエたちの力も入ってしまうのでしょうけれど。
パティシエ修行に台湾をお勧めしたい理由
番組に出てくるパティシエを見ていると、その多くの方がパリで修業なさっています。やはり洋菓子の本場ですからね。そうするとどうしてもバターや生クリーム主体のスイーツ作りになってしまうわけです。
となると健康志向が強まっている今の日本。パリ仕込みの洋菓子作りだけでは、お客さんは離れて行くかも知れません。
そこで私はパティシエたちには台湾での修行をお勧めしたいのです。
台湾では「素食」というベジタリアン料理が人気なんです。私も台湾へ行くと必ず食べますが、なかなか美味しいんですよ。肉や魚、卵や乳製品を使わなくてもとても美味しい料理が作られるんです。そしてそれはケーキやパンにまで至るからすごい!
台湾で素食スイーツの作り方を学び、日本で素食スイーツ店を開いてもらえたらすごく嬉しいんですけれど。どのパティシエが私の願いを実現してくださるでしょうか。
待ってます!