海外旅行、片道10時間越えのフライトはきついですよね。ただしこれはエコノミークラスでのこと。
これがファーストやビジネスクラスだと話は別。今回は思い切って復路はビジネスクラスにしてみました。
当たり前ですが楽で、ちょっとした極楽気分でした。
復路だけビジネスクラス
片道ビジネスクラスというチケットの買い方をしたのは初めてでした。でもこの選択はありだと実感。何といっても日本到着時の疲れが違います。まあ、チケット代も違いますが💦。
残っているeチケットを見直したら往復の合計料金しか見当たらず、明確な片道ずつの料金は不明(記憶喪失)。
ただ帰路のビジネスクラスは20万円台だったはずです。それも不思議なことに、ドーハー成田よりも、ラルナカ~ドーハ~成田の方が安かったのです。ずっと疑問でした。
後から気づいたのですが、これはドーハでの接続時間が10時間近くもあったからではないかと・・・。実際の理由はわからないけれど、たぶん。
というのも12年前、姉と行ったったパリの旅。あの時はアシアナ航空で名古屋~仁川~パリの行程でした。ビジネスです。その料金が、何と二人で税込み¥389500!二人でですよ!今見直してもびっくりの安さ。フライトは快適のそのもの。
ただし行き帰りに仁川の空港ホテルで一泊したのでありました。そう、往復ともに長~い接続時間があったのです。
ところが二人とも飛行機の旅が大好きなので全く苦にならず。今でも非日常の豪華な時間を過ごしたことは忘れません。
今回はカタール航空とエミレーツ航空、どちらもほぼ同じ料金。迷いましたが、エミレーツは何度か乗っていますし(エコノミー)、ドバイでの成田行きの接続時間が短かったのが不安要素のひとつでした。
いっぽうカタール航空はまだ乗ったことがなかったということもあり、最終的にカタール航空に軍配をあげることになりました。
もちろん往復ビジネスクラスにできれば良いのですが、残念ながらこちらの懐事情がありまして片道だけビジネスになりました💦。
小さい飛行機が好き
ラルナカ空港のチェックイン時には、ワクチンを打ったかと尋ねられたので、ワクチン証明書を見せてあげました(笑)。Visit Japan Webのチェックは無。
ガラガラのラルナカ空港のラウンジで時間をつぶした後、QR266便でドーハに出発。
ビジネスクラスは全部で12席。6席埋まっており、うち5席はビジネスマン風の男性ばかり。アジア系かつ紅一点の乗客は私のみ。
隣が空席なので窓側に移動。昼間のフライトを楽しむことができました。食事は事前にアジアン・ヴェジタリアン・ミールをオーダー。
期待通りのインディアン系の食事が運ばれてきましたが、量が多くて完食できず💦。エコノミークラスで出される量が私には丁度よかったようです。ただしシャンパンは別!
初めてロゼのシャンパンを頂きましたが、これが飲みやすくて美味!勧め上手のCAさんがお替りをついでくれました。二杯しっかり頂きました(笑)
ベリーのデザートとコーヒーで締めくくり。ご馳走様でした。
4時間ほどの短いフライトでしたがとても楽しく、満足した時間でした。
担当のCAさんがすごく感じが良くて気が利く人だったこともあり、快適度がぐ~んと上昇。空いているということもあるでしょうが、小さめの飛行機は何だかアットホームで良い感じ。
小さい飛行機といえば、むか~しニューカレドニアで乗ったセスナ機のフライト。眼下に広がる真っ青な海の色が忘れられません。
飛行機は小さいほど楽しいと思う性分は、今もなお自分の中で健在のようです。
旧スイートでも満足
カタール航空のビジネスクラスといえば「Qスイート」と呼ばれる最新型が有名です。
日本~ドーハ間のQスート体験記をいくつも拝見しましたが、皆さんの感動が伝わってきます。いろんな機能が備わっていて個室感があるシート。自分だけのスペースが楽しめるのが良いですね。
今回私が乗ったビジネスクラスはQスイートではなくて「旧スイート」でした(笑)。ちょっと古いタイプのビジネスシート(予約の段階で確認済み)です。
以前父と乗ったマレーシア航空のビジネスシートを思わせるタイプです(多分同じ機種?)。前の席に手が届かないほど十分なゆとりがあるシートです。
ただし最新型のような仕切りタイプではありません。でも乗り物に乗っている感があるので、このタイプは結構好きなんです。
ビジネスシートは満席。配られたパジャマに着替えて就寝に入る乗客もいました。シーツを敷いてもらっていましたよ。ビジネスクラス慣れした方たちですね、きっと。こちらは機内でパジャマに着替えるなんて発想がありませんから・・・💦。
ちなみにこのパジャマのシャツの背中にある22という数字。これは昨年2022にドーハで行われたサッカーワールドカップを記念しているのでしょう。
そういえばエールフランスのファーストクラスでは、シルクのパジャマが配られると聞いたことがあります。さすがファーストクラスですね。今はどうかわからないけれど。
食事は好きな時間に選択したものを食べることができます。午前2時出発ですから本気出して食べるというのは避けたかった、というか食欲ゼロ💦。
というのも前のラルナカ~ドーハ便で、アルコールが強くないのにシャンパンをお替りしたりで、この便ではワインさえ飲む気もせず。
とりあえずスムージーだけを頂いて休むことにしましたが、これが正解。いちごとバナナ(たぶん)のとても美味しいスムージーでした。
途中で喉が渇いたのでオレンジジュースをお願いしました。腰の低~い男性CAさんがスナックまで持ってきてくださいました。こんなちょっとした気配りが嬉しい。
朝食(日本の夕食)はいつものようにトマトジュースでスタート。食事は和風味のものを事前にオーダー。皿の上にご飯と一緒に和風味付けの魚と野菜が添えられたもので、これが美味!
家でもやってみたくなりました。皿の上にご飯とおかずを「体裁よく」乗せて出せすというものです。そうすれば洗う食器が少なくて楽だから(笑)。
最新型ではなく、このようにちょっと古いタイプの「旧スイート」でも十分快適でした。
Qでも旧でも、エコノミーに比べたら雲泥の差です。
正直、あの最新型の仕切りのあるシートの写真を見るたびに、カプセルホテルを思い出すのは私だけでしょうか?
いやいやクオリティーが違う!と言われそうですね。
貧しい発想で失礼しました💦。
ビジネスクラスに求めるもの
長距離フライトほどビジネスクラスの良さが身に沁みます。ただチケット代金が難点💦。
私などは、食事はエコノミークラスとほぼ同様でも構わないから、スペースを買う、という気持ちです。
特にシートピッチ(前後間隔)の余裕はビジネスクラスならでは。足が延ばせる快適さはただただありがたい。
食事も楽しみの一つですが、いくつかコースに分けて選択制にしてはどうでしょうか? 松・竹・梅というように料金分けして、予約時に選ぶ。
ただし食器やグラスは現状のままで。プラスチックは嫌だ~!
あとはアメニティーね、これもあまりいらないかな? パジャマにいたっては希望ならば、やはりチケット購入時に予約するという具合でいいのではないでしょうか。
無駄を省くことで、ビジネスうラスのチケットが少しでも安くなれば良いと思うのです。本当に豪華さを求めるのであればファーストクラスを選択ということで。
なおビジネスクラス利用だとラウンジが利用できるのは良いですね。特に乗り継ぎ時間が長いときなどは助かります。
まとめ
今回初めて片道だけをビジネスクラス利用にしてみましたが、やはり快適でした。
行きと帰りどちらにするかはお好みですが、私は断然帰り利用派。旅疲れを軽減するためにも帰路のビジネスクラス利用にしました。
基本エコノミークラスの私ですが、たま~にビジネスクラスに出没することを自分に許してあげたい、そんな願いがかなった片道ビジネスクラスの旅でした。
今度はいつになるのだろう?