昨日の夕方、近所の方(二人暮らし)から笹だんごをいただきました。お裾分けだとか。我が家にも10個(一袋)くださったということは、最低でも二袋(20個)はあったと思われます。確かに二人暮らしには多すぎるかと~。
こちらはありがたく頂戴し、早速冷凍保存へ。
笹だんごといえば新潟土産の代表です。私が初めて笹だんごを食べたのは、花見のときでした。一口食べて終了~。あのときはまだ幼く、笹だんごの美味しさがわからなかったのでしょう。今は好きです。
笹だんごのご紹介
今では笹だんごといえば新潟県ですが、新潟県の全地域で作られてきたわけではありません。主に蒲原、柏崎、魚沼などの地域で作られていました。佐渡や私が住む上越地域などでは笹だんごを作る風習はありません。ただし意欲のある人は作ります。尊敬します。
もちろん上越でも和菓子屋さんや土産物店では笹だんごはありますから、食べたくなったら買うことができます、新潟県ですから(笑)。
歴史をさかのぼれば、戦国時代の携帯食だったと言われています。上杉謙信の家臣が発明したという俗説もあります。
今でこそ和菓子屋さんや土産物店で売られている笹だんご。もともとは家庭で作る物でした。もちろん今でも作っている家庭もありますが、その数は減ってきているはず。けっこう手間がかかりそうですから、私のように「買った方が楽」という人間が増えているのではないかと~💦。
現在では笹だんごの中身は餡子が一般的です。しかし昔は梅やおかか、きんぴらなどの総菜を入れていたそうです。ちょうどおにぎりのようなものですね。
餡子が使われるようになったのは明治中期以降で、砂糖が手に入るようになってからでした。
笹だんごで健康に?
もともと笹だんごは、旧暦の端午の節句(5月5日)に、無病息災を願って食べられてきたものです。
笹だんごの原料は、笹・もち米・よもぎ・あんこ・さとうです。でもただ甘い和菓子ではありません。
笹は繁殖力が旺盛なことから、神霊が宿る植物であり、邪悪をはらう草ともいわれていました。そこでその笹で包んだものは災厄や厄病を払う食べ物とされてきたのです。
また笹は殺菌作用と防腐作用に優れることから、だんごを長持ちさせることができます。そして深緑色のよもぎは、クロロフィルやビタミンが豊富。冷え性改善や新陳代謝促進、そして美肌にも効果があるといわれます。
ということで笹だんごはただ甘いだけではなく、上手に食べれば健康にも役立つ食物だといえます。
笹だんごの作り方
笹だんごの作り方ですが、残念ながら私は作ったこともなければ、作ろうと思ったこともありません💦。作ったのを頂くか、お土産にいただくのが一番幸せだと悟っているからです(笑)。
作り方は岩船屋さんのサイトで画像付きで紹介されています。やる気のある方はぜひ参考になさってください。
笹団子の作り方
笹だんごの保存法
もっぱら頂くのが専門の私。保存法ならわかるんです(笑)。
笹だんごをたくさん頂いたときは、その時食べる分を除き、残りすべてを冷凍庫にボン!一か月だって平気ですよ。食べるときはレンジで一個に付き30秒~40秒?ポイントは少しずつ温めること。最初から何分も温めてしまうとドロドロになってしまうから(経験者は語る💦)要注意です。
涼しい時期なら常温でも数日間はOK。でも冷凍保存が一番安心。
笹のはがしかた
ときどき笹がはがれにくいことがあります。そういう時は笹の葉を細く裂くと、きれいに剥がれます。
素朴な美味しさが都会の若者にも人気
新潟県代表の笹だんごですが、これが都会の若者たちの間でも人気のようです。
近所に住む知人が、関東に住む大学院生の息子さんに、ときどき笹だんごを送ることがあるそうです。大学院の研究室仲間に笹だんごを持って行くと、あっという間に消えるそうですよ(笑)。若者にも素朴なだんごが好評なのでしょう。
そういえば東京に住む私の友人も笹だんごが大好きでした。たまには送ってあげようかな。
昔ほど家庭では作られなくなった笹だんご。でも県内外で人気がありますから、これからもプロの菓子職人が作り続けてくれるはずです。店によって味が少しづつ違ってきますから、お気に入りの店を見つけるのも良いですね。
これからも新潟県の笹だんごをよろしくお願いします(笑)!
娘は小さいときから笹団子が大好き✨
母がまだ元気だった頃、買い物の帰りに孫のために笹団子を買ってきていました。ある日、近くのお店で買って来たら「おばあちゃん、このお団子美味しくない」それからは、遠いけれど自転車でいつものお店まで行っていました。
母は亡くなりましたが、私もそのお店で買い求めています。
それぞれのお宅で好みのお店があるんですよね
娘さん、小さい時から笹だんごの美味しさがわかるなんて~。
いつも食べなれている味が良いのですね。お好みもあるし。
私は上越イオン内の和菓子屋さんの笹だんごが好きです。