大音量で楽しむ音楽、耳が悲鳴をあげている!

通勤通学時間にスマホで音楽を聴いている若い人たち。独りコンサートの世界に浸って楽しそう。でも最近問題が・・・難聴です。

2月19日付の読売新聞にこんな見出しが~「若者11億人 難聴リスク」。こりゃ大変だ!

世界保健機構(WHO)と国際電気通信連合(ITU)によると、世界の若者(12~35才)2人に1人が難聴になる危険性があるそうです。その数11億人。 スマートフォンで大音量の音楽を聴くことなどが原因だとか。

そういえば20年以上も前になりますが、私も東京で電車通勤をしていました。当時のウォークマンで、音楽や英語などを聴きながら通勤時間を過ごしていたのです。

しばらく聴き続けると耳が疲れたのを覚えています。耳に疲労を感じた時点で聴くのを中止しましたが、耳に負担がかかっていることを感じていました。

電車などでは、近くにいる人に聞こえるほど大きな音で聴いている人がときどきいますよね。耳には相当な悪影響を与えているに違いありません。本人は耳が疲れないのかな?

難聴の原因

難聴リスクの原因は大音量です。

大きな音に長時間さらされると、内耳の有毛細胞の先端にある聴毛というものが、抜け落ちたり傷ついたりします。その結果、音が聞こえない状態になるのです。ヘッドホン難聴とかイヤホン難聴などと呼ばれています。

一度失われた聴力を完全に回復することは不可能だそうです。くれぐれも大音量での独り音楽会は即中止です!

ヘッドホンを使う職場での工夫

私は30年近く前、大学病院の電話交換室で働いていたことがあります。ひっきりなしに掛かってくる外部からの電話の取り次ぎ業務です。交換手はヘッドフォンをつけて業務を行います。ただし交換業務は交代しながら行います。

私がいた交換室では、1時間交換業務を行ったら交替して30分休憩、というようなシステムでした。この場合、休憩というのは耳を休ませるということです。最近は電話機の発達で、交換手を置かない企業や病院が増えているようですが。

耳に優しい暮らしを!

人に話しかけられても気づかないほどの大音量で聴いている場合は危険水域。逆にヘッドフォンやイヤホンをしたまま会話ができる状態なら、ほぼ大丈夫だそうです。何事も加減が大事ですよね。難聴になるとコミュニケーションが困難になり、想像以上に不自由を感じるはずです。

私は老人性難聴の父との意思疎通に、毎日かなりエネルギーを消耗しています💦。父の場合は年齢によるものだから仕方がないと諦めてはいます。しかし若い人たちが、単なる不注意で難聴になってしまうのはイケマセン!


何だか耳の悲鳴が聞こえてきそうです。もっと耳に優しくね。

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