しばらく前、you tubeしげ旅のしげさんがメキシコを訪れているのを見て、私自身のメキシコ旅行を思い出しました。初めて訪れたのは、かれこれ40年前?昔々のお話です(笑)。
これまで5回訪れましたが、初めの3回は旅行、後の2回はメキシコの空気を吸いに行っただけという感じで、旅の仕方が変わっていきました。
それにしても現在のカンクンはじめ人気観光地は、私が訪れたころとは違いかなり発展しており、ちょっとしたショック!
時とともに変わっていくのは当たり前。変わらないのは自分の過去の記憶だけ?
一人旅の原点
メキシコといえば私が一人旅をスタートした原点ともいえる地です。
一度目は会社の友だちとの二人旅でした。あのころあった大韓航空のホノルル経由ロス・アンゼルス行きに乗り、メヒカーナに乗り換えてメキシコシティーへ。そのあとハオアハカ、メリダ、カンクンと回りました。飛行機をけっこう利用した3週間の旅でした。
この一度目の旅でメキシコの魅力にはまり、それ以降しばらくはメキシコひとり旅を繰り返したものです。二度目の旅からはメキシコ国内はほぼバスで移動しました。
メキシコ、特に地方の小さな町には不思議なほど魅かれるものがありました。初めて訪れたとは思えないような懐かしい空気。それが自分の好みに合ったのでしょう。何だかほっとしたのを覚えています。
生きるエネルギー
メキシコに行く度に感じたのが、そこに暮らす人たちのエネルギー。
くつ磨き、赤信号の合間に仕事をする車の窓ふき、バスターミナルのトイレの入り口でトイレットペーパーを渡してお金を受け取る子連れの母親など。日銭稼ぎと思われるような仕事で少しでも稼ごうとする人たちの姿。今も記憶に残っています。
円安で日本は弱くなったことを実感した、などという嘆きがよく聞かれます。しかし通貨も経済もいつも好調ではないのが普通。悪いときにどう切り抜けるか、人生は試行錯誤の連続かも知れませんね。
大企業を辞めてからは、あちこちを旅していた現地の友人。自称「ジプシー」(笑)。彼女はいろんな仕事で生活費を稼いでいたようです。
スープを作って売ったり、手続き代行を引き受けたり、そしてお父さんの世話をした経験から老人介護(ヘルパーさんのような仕事)の仕事をしたり・・・。
日本や欧州ではすぐに資格云々というけれど、資格がなくてもすぐに何かができるということではメキシコの方が良いのだとか。まあ資格なんか関係ないというわけです、良くも悪くも💦。
そんなメキシコからはいつも生きるエネルギーを感じます。もちろん一旅行者としての感想ですが。
時の流れ
しげ旅のしげさんが行ったメキシコの町・・・グアダラハラ・オアハカ、サン・ミゲル・デ・アジェンデ、カンクンなど、地球の歩き方を見ながら自分が回ったところばかりです。懐かし~い。
でも当然ながら、どの町も変わるものですね。
ティオティワカンの遺跡などは、今は下から見るだけで上まで登ることは禁止なのだとか。私たちが行ったときは一番大きな太陽のピラミッドに上ることができました。メキシコも守りに入りましたかね。
世界の有名観光地では、オーバーツーリズムの被害が聞かれる昨今。遺跡がたくさんあるメキシコも、その文化遺産を守るために手を打ったのでしょう。
いずれにしてもしげさんの動画で見る地方の町も、40年前に比べて格段に近代的になっていました。時の流れというものですね。
そういえばメキシコでは車の排気ガスが酷かった。特にバスの後ろにいようものなら、顔が真っ黒になるほどのすごい排気ガス。しかし今では国による排気ガス規制も厳しくなっておりで、以前よりは状況が改善されているようです。よかった。
まとめ
つい最近のメキシコの様子を目にしたことで、自分が訪れていた40年~20年ほど前のメキシコの様子と比べて、時の移り変わりというものを改めて実感しました。
何事もいつも同じではない、という当たり前の事実をメキシコの旅を通して知ることになったのです。
もちろん今のメキシコへも行ってみたいです。でもさんざんバスに乗って移動したものですが、8時間の深夜バスの旅とかはもうしたくないですね。たぶん飛行機で飛んじゃうかと・・・メキシコは日本の5倍はある大きな国です。