暑い時に涼しい国へ旅したり、逆に寒い時に暖かい国へ旅することがあります。現実逃避の意味でも、日本の気候と全く違う気候の国へ旅するのは楽しくないですか?私は好きだな~。
「あ~今ごろ日本のみんなは、汗だくで働いてるだろうなあ」とか
「日本ではみんなダウン着込んで大変だろうな~」なんてね。
ちょっとした優越感なんか感じたりしませんか(笑)?
正直こんな気候の違いを肌で感じるのも、海外旅行ならでは。
ただね、旅行を楽しんで帰国した時の体調が気になるところです。
特に中高年になりますと、きついものがあります。
私個人としては、冬に常夏の国や南半球の国へ旅するのはそれほどきつくはないですね。こころもポカポカ気分で帰国したら、セーターやダウンで防寒すればいいわけです。厚手の靴下も履いてね。
ところが真夏にオーストラリアやニュージーランド、南米諸国といった南半球の国々、または同じ北半球でも湿度が低いヨーロッパなどへ旅した後の方が、からだにきついように感じます。
帰国後に待つ暑苦しさ
疲れたからだを引きずっても、無事帰宅できたのは何よりです。
ところが家のドアを開けた瞬間、むっとした生ら暖かい空気に出迎えられるわけです。
急いで閉め切っていた窓を開け、風を入れようと走りまわります。がその割に風が入って来なくて、なんてありませんか?
すぐにクーラーを入れたいところですが、やはり一度は空気の入れ替えをしてからでないとね。何日も窓を閉め切っていたのだから。
誰か留守番がいてくれた場合は、まだいいんですけれど。
植物はどうする?
留守にするときに気になるのが生き物です。
イヌやネコなどのペットがいる場合は、彼らのことを真っ先に考えることでしょう。ペットホテルやペットシッターなどプロの手を借りる。または親や友達に預かってもらったり。
さすがにペットを何日も密室に放って旅行に出かける人はいないと思います。いや、それはあってはならないことです。
一方植物はどうなるでしょう。
観葉植物にベランダガーデン、鉢物など。動物と違って、放っておいても枯れるだけ・・・。誰にも「植物虐待」などと責められることはないしね。
でも毎日水やりをしたりと世話をしてきた植物たち。守ってあげたいですよね。
旅行日数が短ければ(2・3日~4・5日あたり)、それなりに工夫で乗り切れそうですよ。
①涼しいところに移す
まずは鉢物を日陰などの涼しいところに移す。そして鉢皿に水をため、その中に鉢を置いて鉢底から水を吸わせるようにしておく。こういう方法を腰水というのだそうです。
でも鉢皿の水が無くなったら終わりだから、一泊か二泊の国内旅行向きかな?。
涼しいところが無い場合は、窓に簾をかけて日陰を作るというのもありです。
②浴室に置く
バスタブに水を張り、鉢を入れて置きます。
これなら水の量も鉢皿よりも多いので、短い海外旅行向きかもしれません。
ただワンルームマンションなんかだと浴室は窓が無いところが多いので、留守中は真っ暗。そうなると植物としてはかなり辛いはず。浴室の電気をつけっぱなしで出かけるしかないのかな? 電気代の節約か、それとも植物を守るか・・・う~ん、選択は主の判断で。
③近所の知人にお願いする
これが一番いいかな?ただし植物好きな人を選んでくださいね。
そうでないと迷惑になりますから。
私の場合、左隣の奥さんにお願いしたことがあります。まだ寒さが残る3月初め。あのときは春植えの花の苗を育てていました。そこでサンルームのあるお隣に頼ってみました。
結果は大正解。帰ってきたら、小さかった苗がとても大きく育っていてびっくり。それもそのはず、ご本家の植物を脇にやり、一番良い場所に堂々と置かれていたのですから。本当に恐縮でした。
ちなみに右隣の奥さんは植物を育てることに無関心な方ですので、最初からお願いする候補に入れませんでした。ご迷惑になるだけですもんね。
もうひとつの狙いは「花好きのお年寄り」です。時間と花への愛情がたっぷりありそうですよ。
ちなみに私も、他の方の旅行中に水やりを頼まれたことがありました。お互い様ですから、毎朝せっせと水やりに通いました。
このように誰かに植物のお世話をお願いするのが一番いい方法かと思います。ただし次のひと言を忘れずに・・・。
「もし枯れてしまっても、全~然気にしないでね。私の責任だから!」と。ただこの言葉を言い過ぎると、逆にプレッシャーになったりするかも・・・。でも一応言っておきます(笑)。
花盛りに留守にする場合
真夏とまではいきませんが、蒸し暑くなる6月上旬に旅行に出かけることがあります。この時期、わが家の庭ではバラが真っ盛りなんです。いつも旅行計画を立てた後で、小さな後悔が~。
せっかく咲いたバラの花とその香りを楽しまずに留守にするとは!実にもったいないことです。バラのことはすっかり忘れて、自分の都合で計画を立てるのがいつものこと。仕方がありません。
そんな時は、水やりをお願いした方や近所の方に、「遠慮せずに、バラの花をどんどん切って飾ってください」といっておきます。花が咲いたら切ってあげた方が、バラの木にとっては良いらしいのです。それに誰かの家で飾って楽しんでもらえれば嬉しいですから。
あなたの植物も元気で待っていてくれると良いですね。
良い旅を!