三月の軽井沢

まだ雪が残る軽井沢に行ってきました。

私はいままでずっと思っていたんです、軽井沢には皇室の別荘(御用邸)があるものだと。

でも実際は違うんですね・・・。

去年の6月に突然「軽井沢に行こう!」ということで、老いた父の気分転換にと軽井沢へ。これが最後になるかもしれないからと、非日常を感じられそうな緑に囲まれた静かな「ホテル鹿島の森」で一泊。

緑を満喫~軽井沢のホテル滞在

ゆったりした時間が心地よく流れ、その空間がとても気に入ってしまいました。

そこで軽井沢「秋の部」ということで11月にまた1泊。
長野で紅葉を楽しむ

厳しい冬を乗り切るには何か楽しみが欲しい、ということで、今度は3月の軽井沢に2泊することに決定。上越から新幹線で1時間という近さが良いんです。

1泊目は「ホテルハーベスト軽井沢」、2泊目は「ホテル鹿島の森」。軽井沢駅をはさんで南と北です。

最初のホテルをチャックアウトした後、観光タクシーでドライブ。女性の運転手さんが分かりやすく説明してくださり、いろいろ知ることができました。

上皇ご夫妻の出会いの場として知られているテニスコートの横も通りました。

で初めて知りました。今では軽井沢に皇室の別荘はないのだと。

そもそも軽井沢には御用邸があったわけではなく、プリンスホテル別館が御用邸代わりに利用されていただけなんだとか。知らなかったな。

軽井沢といえば皇室、テニスなどというイメージを持っていた昭和世代でした💦

上皇ご夫妻が頻繁に夏の軽井沢で過ごされていたと思うので、すっかり軽井沢に御用邸があるものだと信じて疑わなかったのです。

そういえば現両陛下と愛子様は那須の御用邸に行かれていますしね。軽井沢は上皇ご夫妻の思い出の地ということで、お気に入りだったのかも知れません。

皇室の御用邸は、那須・葉山・須崎(下田)にあります。どの御用邸も夏に過ごすには良さそうですね。

ところでホテル鹿島の森ですが、3月は希望日にはなかなか予約が取れず、3月15日の予約がやっと取れたのでした。

後で判明したのですが、なんと前日まで休館!どおりで予約できないわけです。他のホテルや美術館も、冬季は休館しているところが多いようです。

軽井沢って想像以上に寒いんですね。降った雪がなかなか溶けないものだから3月半ばでも雪が結構残っているのです。雪国上越ではほとんど雪が消えていたので軽井沢の雪はちょっと予想外でした。

それほど大雪が降らない軽井沢ですが、気温が低いため道路が凍ることも多く、そうなると凍結した道路の対処に、朝早くからおわれる関係者は大変なのだとか。

雪よりも凍った道路の上を運転する方が大変ですよね。歩くのもしかり。何年か前、うちの姉がゴミ出しに行くときに滑って転び、腕を骨折したことがありました。凍結した道路は要注意です。

まだまだ寒い3月の軽井沢。オフシーズンの平日でしたので観光客も少なく、タクシーもすぐにつかまりました。夏は大変らしいです。

老人連れなので、あまりあちこちを見学する予定はなかったのですが、気になっていた千住博美術館を訪れました。評判通りの素敵な美術館でした。

ワンフロアの美術館ですが、明るい光と緑の木々が目に入ってくる設計になっている「爽やかな美術館」です。秋もまた良いでしょうね。

入館料は大人1500円。車椅子の貸し出しもあります。
軽井沢千住博美術館

3月半ばということで、春がやって来る~という気分でしたが、軽井沢はやっと冬眠から覚めたばかり・・・そんな雰囲気でした。

まあ私たちは土曜日に帰ってきましたが、軽井沢駅にはたくさんの若い人たち、特にアジア圏からの観光客が到着していました。多くの方はアウトレット目指して行かれました。ショッピングに季節は関係ないですからね。

高齢者たちは家に帰りま~す、ということで新幹線で家路へ。

お天気に恵まれたこともありましたが、3月の軽井沢もまた良し。

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