今週初めに新潟市を訪れた時、新潟駅構内のショッピングフロアそばにあるトイレを利用。
ドアを開けると懐かしい和式トイレではありませんか。でもちょっと緊張~。
久々に見た和式トイレの便器が小さく見えました。最近見ていなかったので、自分が子供のころ使っていた和式便器の大きさも忘れていたのです。
公衆トイレ
最近の日本では、家庭はもちろん、駅や空港などの公衆トイレのほとんどが洋式になっています。でもときどき和式が残っているところもあります。
古くからある建物だと、和式トイレに出会う確率が高いです。数年前ですが、成田空港にも和式がありました。
もし洋式と和式のトイレの両方が空いていたら、あなたはどちらを利用しますか?
私は和式をチョイス!空いているから。
たくさんの人が同じトイレを使うということが、もうひとつの理由です。
和式トイレの特徴
家庭ではほとんどが洋式トイレになっている日本。それでも和式が残っている公衆トイレですが、若い人はたとえ空いていても使わない人が多いですね。
私などは、ここぞとばかり「お先に失礼」という感じで和式へ走りますけれど。
メリット
・肌を接触しなくて良い。これが何といっても和式トイレの大きな長所です。
私などは、公衆トイレで洋式を利用する場合、ゆったり腰かけることはまずありません。海外なんて行こうものなら、中腰で使用します。足腰の訓練にはなります。除菌スプレーが設置されていれば使いますが。
・しゃがんで用を足すためお腹に力が入り、排便しやすい。
確かに洋式ではお腹は鍛えられない・・。
・掃除がしやすい。
今時のハイテク洋式トイレと違い、ノズルもなくシンプルなので、たわしでゴシゴシ掃除できる。
・東南アジアなどの公衆トイレでも、あまりびっくりしなくて済む。ただし使い方はちょっと違う。詳しくは後ほど。
デメリット
・和式はたくさんの水が必要。洋式だと和式の3分の2の水量で済むことから、和式は節水型ではない。
・足腰が弱いとしゃがむのが辛い。
・床にアンモニアが付着しやすいため、臭いがきつい。
そういえば先日、地域の多目的ホールに行きました。入り口に入った途端に「臭い」が~。トイレです。すべて和式のままのはず。和式トイレは「臭い」というのは納得!
・排泄物が飛び散りやすい。
私のような昭和生まれと違い、現代の若者たちにとって和式トイレの使用には技術が必要です。
・ワイドパンツ着用時はすごく不便。
これは私もよ~くわかります。気が付かずに和式トイレに入り、大変さを身をもって体験しましたから。裾が床につかないように四苦八苦。
ただし事前にゴムバンドなどをバッグに入れておくことで、この問題は解決します。ワイドパンツの下の方を縛っておけばOK。
和式トイレの使い方
洋式トイレの普及率がいまでは9割にもなる日本。それでもときどきお目にかかる和風トイレ。
怖がって使えない子どもたちや、ウォッシュレットがなければだめな若い人たちは、極力和式トイレを使わないでしょう。
ただどうしても和式トイレしか選択肢がない時のために、その使い方を確認しておきましょう。
まず個室のドアを開けて中に入ります。そつのままドアに背を向けたままの姿勢で使用します。金隠しとよばれるドーム型部分がある方を向いて用を足すのです。
**東南アジアなどの旧式トイレは、金隠しのない和式トイレのようなものです。ただしドアを背にする和式と違って、「ドアに向かって」しゃがむスタイルが多いので注意が必要です。参考までに。
いつもは洋式、ときどき和式
外では平気で和式トイレを使う私ですが、家では洋式トイレ使用です。ウォッシュレットを使ったらもう止められないですね。
世界一ハイテクな日本の洋式トイレ。おしりを乾燥してくれるものまでありますから大したもんです。
和式トイレが意外に残っているのが学校です。しかし最近は和式から洋式に変える動きがあるようです。というのは地震などの災害時、学校が避難所になることが多いから。
足腰が弱った高齢者が和式トイレを使えないのです。そういった事態を避けるためにも、学校におけるトイレの洋式化が進められているというわけです。
また和式トイレは感染率が高いという衛生面の理由からも、学校では洋式トイレ化が加速しそうです。
その一方で、教育の一環として和式トイレを残しておくという考えもあるようです。まあ、いろんな意見があるでしょう。
子供たちがいろいろな環境に柔軟に対処できるようになってくれたら良いですね。海外に行っても、日本のような快適なトイレが用意されている環境は、かなり少ないはずですから。
世界でも稀にみる快適な日本の洋式トイレ。その陰に隠れてときどき日本のどこかで出没する和式トイレ。
昭和世代の私でさえ、久々に再会する和式トイレを使うときには、ちょっと緊張しました。洋式トイレに慣れるとこうなるのですね。
トイレはきれいに使いましょう~。