頑張れ新米主夫!80歳目前で家事に目覚める?

先ほどご近所にゆでたソラマメを持っていきました。ご主人のビールのおつまみにとほんの少しばかり。

奥さんが一か月前から入院。突如家事をすることになったそのご主人。さぞ不便だろうと思いきや、以外にも頑張って料理もこなし、今夜などわが家よりもずっと豪華~💦。

何やらこのご主人、80歳目前で料理に目覚めたご様子。わからないものです。

頑張り過ぎた年代の女性たち

このご夫婦は大変仲がいいことで知られている。いつも穏やかなご主人にたいして、何事もテキパキとこなす有能な奥さん。70代後半です。

なんでもテキパキするにはそれなりに理由がある、と思いませんか?

テキパキと物事をさばかなければ、やることが溜まってしまうから。やることがたくさんあるから、できる女性は頭の中で工夫しながらテキパキと物事をこなす、のではないでしょうかね。

この年齢の女性たちは、今の時代から見たら頑張りすぎたのかもしれません。仕事と家事、どちらか一方だけでも大変なのに。

「できる女性」ほど自分ですべてをやってしまうものです。「頑張らなくてもいいんだよ」などといわれる今と違って、「頑張らなきゃならない」と信じて生きてきた人たちが多いのではないでしょうか?

仕事に子育てに介護

このご夫婦、子供さんが小さい頃は、一時期ですが、訳あって親戚の娘さんも引き取り一緒に暮らしたとか。ほんと、懐の広いお二人です。

それにしても定年までフルタイムで働いていた奥さん。家事もすべてこなし、子育ても(親戚の子まで)~。そうこうしているうちに義理父母と自分の両親の介護が続いたそうです。仕事の合間に病院通い。何ということでしょう!

今の時代「両家の親の面倒を見る」などという「お嫁さん」は稀でしょうね。

聞いただけでも倒れてしまいそうな忙しい生活。にもかかわらず、ご夫婦でよく食事に出かけたりと楽しむことも忘れませんでした。すごく大事なことですよね。

男性の家事能力の進歩を邪魔する愛情?

これは実際、知人から聞いた話です。「お母さんが何でも自分でやってしまうから、私は何もできない大人になってしまった」と料理が苦手な彼女が言っていたのを思い出します。まあ大人になったら自分の責任ですけどね💦。

忙しいお母さんほど、料理も洗濯も全部やってしまう・・・その方が早いから。その結果子供たちが何もできないまま育ってしまう。悪循環?

これに似たことが、妻が料理も洗濯も何でもやってしまうから、夫は何もできないまま年を取っていく。そして突然妻に先立たれて初めて家事の大変さが身に染みる、というストーリー。まあよく聞きはしますが、実際大変そう。

ただし、今まで眠っていた夫の家事能力が開花する、ということでもあります。先のご近所さんのように80歳目前であってもです。

先のご主人ですが、奥さんの入院が長引くという覚悟、またもともと器用らしく、家事だって「やればできる」人だったのでしょう。洗濯物もきちんと干してあるし、毎日の食事もスーパーの総菜を利用しながら自分なりに工夫したおかずを作っているとのこと。

ひょっとして奥さんのご主人への大きな愛情が、ご主人の家事能力が育つ邪魔をしていた、なんてことが言えるかもしれません。70歳台のご夫婦ならけっこうあるかも・・・。

ふとそんなことを思いました。

家事は人生そのもの

毎日の食事、洗濯、掃除などの家事は、人が暮らすためには必要不可欠な労働です。

お手伝いさんがいる場合は除き、多くの人は家事をやることになります。でも家事なんて改めて考えることもないほど、毎日当たり前に繰り返し行われる仕事であることは確か。

「家事って本当に大変なことだね」と奥さんへのリスペクトを込めて話す前述のご主人。発見でしたね。

毎日当たり前のように行われることが実は大きな意味がある。というのもその連続が人生ってことになるから。

どんな人も生きるために家事をこなすことになるのだから、それが少しでも楽しければどんなに良いかと・・・。夕飯作りがしたくない人間のひとりごと💦。

さいごに

ちなみに今晩のメニュー。先のご主人は、買ってきたヒレカツに目玉焼き、ジャガイモのバター炒めにもやしも付けるとのこと。なかなかやりますね。

一方暑くてやる気のない私はマルちゃんの冷やし中華一択。ご主人のメニューの方が豪華でした。負けました。

あっ、そのご主人がここまで家事をこなすようになれたのは、入院前に奥さんからのご指導があったからなのです。さすがしっかり者の奥さん、自分がいないときに夫が困らないようにとの思いでした。

実は毎年うちの畑で新じゃがが取れると奥さんのところに持っていき、コロッケを作ってもらうのが恒例でした。でも今年はそれが出来なくて残念・・・

自分で作れと言われそうですが、できれば自分で作っている。私が下手なんで、いつも奥さんの方から申し出てくださる。

リクエストした時間に(何様?)ほっかほかのコロッケを持ってきてくださって・・・。作り方聞いておけばよったな。できるものなら、尼寺に料理の修行に行きたい。今月もずぼら修正の日曜日がやってきた~やまと尼寺精進日記 弥生

高齢になって初めて料理に開花しはじめた近所のご主人のお話でした。

誰にでも可能性はある!

頑張れ新米主夫!

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