昨日は欧州に住む友人の誕生日でした。彼女も還暦に到達。ラインでお祝いのメッセージを送りました。
20代で出会ってから早40年近い年月が過ぎたとは~。お互い親を亡くしてからいろいろ思うところがあり、「美味しい物は消えないうちに食べてしまおうね」が合言の今日この頃。
美味しい物=食べ物だけではなくて「自分の好きな事」もです。残された時間との関係で考えてみました。
小学生前半~楽しみは最後に派
私、小さい頃はずっと(小学校前半あたりまでは)、好きなものは大事に取っておいて「最後に食べる」派だったんです。楽しみは後に~というわけで。
もらったお菓子なんかを専用のかごに入れておいて、ちびりちびりと食べていたものです(笑)。それが楽しくてね。美味しい物を先に食べてしまっては、後の楽しみが消えてしまいますから。
小学生後半~給食でのできごと
好きなものは後で食べる方針に変化が出始めたのが小学校の給食でした。
当時好きだったゆで卵が出た日のことです。
いつものように大事にそのゆで卵を残しておき、最後に食べようとした時でした、給食の時間終了のチャイム(またはベルだったかな?)が鳴り響いたのです!
慌てて飲み込むようにして食べたゆで卵。味わうとは程遠い物でした💦。
せっかく楽しみに取っておいたゆで卵。しかしろくに味わいもせずに食べることになったのは「まずい」、と思った瞬間でした。
そのまま食べずにランドセルの中に入れて持ち帰れば良かったのにね。そんな頭は働きませんでした。
小さな悟り
このゆで卵のできごとがきっかけで、自分の中に変化が・・・。
「好きなものは後に残しておいてはダメだ」という小さな悟り?が生まれたのでした。
それからは好きなものは真っ先に、とまではいかなくても、真ん中あたりには味わうことになりました。
そして今
この「好きなものは後に残しておいはダメだ」という考えは大人になった今、かなり納得いくようになりました。食べ物のことだけではなく、人生にも当てはまるからです。
もう時間がない
還暦を過ぎた今、好きな物事を後に残しておくほどの時間はあまりない。ということは食べ物はとにかく、「好きなこと」はできる限り先にやってしまうに限ると思っています。なにせ人生の残り時間が少なくなっておりますから・・・。
平均寿命が延びたとはいえ、還暦前に天国に旅立ってしまった何人もの同級生。人生のタイムリミットは確実に存在するんですよね。自分もうかうかしてはいられない。
別に焦っているわけではないけれど、あるかないかわからない自分の未来。やはり「今」にかけるしかないように思えるのです。
「自分はずっと生きているような気がする」という人(知人)もいますが、それはそれでおめでたい考えだと思います。平和で良い(笑)。
ただ私は欲張りだから、やりたいことはやってあの世に行きたい、という気持ちが強いようです(笑)。
さいごに
小学生のときの給食のゆで卵がきっかけで、「好きなものは後で」から「好きなものは先に」と自分が変わっていったというお話でした。ほんと、人生の優先順位は大事です。
旅行に行きたいな~(今もなお優先順位トップ)。早くコロナフリーの世界になりますように!