普段は殺風景なわが家の玄関先ですが、GW後のこの季節だけはバラで華やいでおります、もちろん香りつき。
そんな中で一鉢だけ地味だけれど目に優しいグリーンを発してくれるのがアルケミラ・モリスです。普通ならば花の寄せ植えを置いたりするところ,私はこのグリーンの鉢を置いておきます。もともと寄せ植えが得意ではないので・・・💦。
アルケミラモリスは以前地植えで育てたことがあります。一年は持ちこたえたのですが、二年目は持たず。再度挑戦したけれど初年度から失敗!そこで挫折💦。
ところが去年の秋、バラを見に行った長岡の越後丘陵公園で偶然再会~思わず買ってしまいました。好きなんです、この緑の植物。ただなかなか手ごわいのも確か。特に夏が・・・。
その特徴は
なかなか一筋縄ではいかないアルケミラモリス。よくよく調べてみると、涼しくて適度に湿り気のあるところがお気に入りらしい。「日当たりがよくて水はけのよいところ」へ植えればいいや、なんてよく調べもせずに植えたのだから枯れてしまうのもわかります。
アルケミラ・モリスはバラ科、アルケミラ属。
アルケミラは200種類以上あるといわれ、その中で最もよく栽培されているのがモリス種です。原産地は、ヨーロッパ東部から小アジア(アナトリア)。寒さには強く、その反面夏の暑さは苦手なようです。
ここでちょっと地理の勉強を。
アナトリアとはトルコ共和国のアジア側の半島部のこと。北は黒海、西はエーゲ海、南は地中海に囲まれた半島です。
あ~それだものな、夏は蒸し暑い雪国。アルケミラにとっては暮らしにくいわけです。夏バテするよね、越後の人間でもそうなのだから(笑)。
とりあえず鉢で
そんなわけでちょっと手ごわいアルケミラ・モリス。地植えにしてまた失敗するのが怖いので、ひとまず鉢植えにして冬越しすることにしました。これもどうなることやらと不安でしたが、春の訪れとともに緑の葉が出てきて・・・今は黄色い花をつけております。
とりあえず生きていてくれました。やはり寒い冬は大丈夫ってことです。
夏対策は
問題はこれから。蒸し暑い日本の夏をどう乗り切るかです。基本、鉢植えは増やしたくないのですが、アルケミラ・モリスは鉢のままで夏は日陰において育ててみます。
これがうまくいったら、秋に株分けして半分は地に下ろし、あと半分は保険で鉢植えにしておきます。
さいごに
先日近所の奥さんが見えまして、すぐに玄関先のアルケミラ・モリスに気が付きました。彼女もアルケミラが好きだそうですが、なかなか難しいと言っていました。
やはり夏越しですね。とにかく風通しが良い日蔭を捜してみます。
とかくヨーロッパ原産の植物は日本の本島、特に越後の様な雪深く夏は蒸し暑い地域では育ちにくいのですが、希望を失わず育てることにします。
アルケミラ・モリスも私も夏バテしないように頑張ります!
<2023年8月14日 追記>
アルケミラ・モリスにとって二年目の夏は厳しかったようです( ;∀;)。
猛暑に負けたアルケミラ・モリス