今日は友だちが来ました。高校のときの同級生です。
彼女はいつも明るい人です。もちろん大変なこともたくさんあるのですが・・・。
というか私なんかよりもずっと大変なことをやり遂げてきた人だと思います。それなのに悲壮感がまったくなくて・・・。不思議です。
会社経営の夫の片腕として毎日朝から晩まで働き、時には義理親の世話にも駆けつけ、義兄弟が困れば彼らの相談役になることもあります。そのうえ唯一の貴重な週末の時間を、孫の子守に費やさなければならないこともしばしば。
いったいいつ休むのだろうかと思うほど忙しい彼女。そんな過密スケジュールの中で、パッチワーク教室に通っています。無心で針を動かせるのが良いのだとか。ストレス発散というわけですね。私などは逆にイライラしそうですが(笑)。
どんなに小さな会社でも、たった一人でも社員を雇うということは、責任を負うことになります。ましてや彼女のところのように複数の社員を雇っていれば、いろいろな配慮も必要になるはず。
以前彼女が言っていた言葉を思い出しました。「社員を雇うということは、その家族のことまで含めて全責任を負うということ。不況だからと簡単に首にはできない」と。重みのある言葉でした。ただ彼女らしく、軽いノリで明るく言っただけでしたけれど。
いろんな人と係っている彼女ですから、様々な問題に対処しなければならないことが多々あります。にもかかわらず、いつも明るいのはどうしてだろうかと不思議です。
本当に人間というのは面白いものです。
「自分がこの世で一番不幸だ」というような空気を漂わせている人もいれば、逆に話を聞いただけでも大変そうなのに、なぜかいつも明るいオーラが漂っている人もいます。
彼女は間違いなく後者です。無理して明るく振舞っているわけではないのは、長年付き合っていればわかります。
「こころの持ちよう」などという便利な言葉では説明できないと思います。その人の生まれ持った性格というしかないのでしょうかね。
久々に彼女と話をして、ふと「ひとのいろいろ」というものを感じました。それと同時に彼女のような人と時間を分かち合え、元気を分けてもらえるというのは、とても幸せなことだと思いました。
あなたの周りにも、なぜかいつも明るいオーラを放っている人はいませんか?
もしそんな人がいたら、とても嬉しい存在だと思います。大切に。