ボラれた~!コロンボのトゥクトゥクのチームワークの手口

スリランカの旅を終えて思うのは、スリランカの人たちは穏やかで優しかったということです。ただしトゥクトゥクの詐欺師たちを除いてね。

やられました、トゥクトゥクの奴らに。見事にボラれた~!

もちろん事前にトゥクトゥクに乗る際の注意などは読んでいきました。でもね、騙されるときというのは、知らず知らずのうちにその手口に乗ってしまっているのです。

絶対に自分は大丈夫。騙される方が間抜けなんだ、な~んて思っている人がいるかも知れません。でも人間は完璧じゃないものでね。

私たちと同じような被害にあったケースがあるかと検索してみました。するとあるある・・・。皆さん同様のパターンでやられてますね。

ということで私と友人の二人組が、まんまとひっかったトゥクトゥク被害の流れをご紹介します。情けない体験ですが、これから行かれる方に少しでもお役に立てればと思います。

ボラれるまでの流れ

①ホテルを出る。
スーパーでお土産を物色するために、アルピコというスーパーを目指してスタート。ちょっと距離はあるけれど歩くつもりで。

②歩き始めて数分後に紫色のワイシャツを着た男が声をかけてくる。無視!

続いてトゥクトゥクも声をかけてくる。無視!

乗らなければ問題が発生しないので、極力トゥクトゥクは拒否。キャンディでのプライベートツアーで、ガイドさんと一緒にトゥクトゥク体験済みなので、乗らなくても悔いはなし。

キャンディで乗った正常なトゥクトゥク

③白いワイシャツの男が親しそうに話しかけてくる。
20分ほど歩いたころ、白シャツの男が親し気に話しかけてくる。「日本に自分の兄弟がいる」とか「酒をもらった」などと話す。

どこまで本当かと疑いながら話を聞いてあげる私たち。アルピコへの行き方を聞くと親切そうに方向を指さし、トゥクトゥクに乗れば良いという(ここで何も気づかない私たち)。

④アルピコの方へ曲がったところで一台のトゥクトゥクがいた。
白シャツが笑顔で乗れという。メーターはあるかと一応聞いてみる私たち。

それに対して「メーターだ」としきりに小さな計器を指さす運転手。それはただのスピードメーターのようなものだったのだ。けれど私たちは気づかない。変だとは思ったが、まさか騙されているとは思っていないので、信じてしまうというかなんというか・・・。アホな二人💦。

⑤トゥクトゥクに乗る
暑い中をけっこう歩いたので、正直トゥクトゥクに乗ったときはほっとした。でも何故か白シャツ男も一緒に乗っているではないか。家が近くにあるのだとしきりに言う。

私たちのトゥクトゥクを利用して家に帰ろうってんだな、ずうずうしい男だ。でも道教えてくれたからまあいいか、程度に考えていた私。

スーパーからは近いはずだが、なかなか着かない。遠回りしていた!

⑥アルピコ近くに到着
料金を聞くと、3000ルピーだと運転手。

高っ!ぼられたと思ったが、諦めの早い私たちは抵抗せずに3000ルピーを渡す。

ところが運転手は「No」という。ひとり3000ルピーだから二人で6000ルピーだという。

はっ??。冗談じゃない!! いくら何でも6000ルピーなんて払えるか!!

しかし相手はプロ。なかなか引き下がらず。おまけに白シャツの男はそばでしらばくれている。グルだったのだ。

⑦妥協と奉仕の精神で対処
ボラれてしまったからにはどうしようもないと半ば腹をくくり、追加で1000ルピーを渡す。しぶしぶ相手が引き下がる。腹の中では「やった~!」とほくほくだったに違いない。

全くの不本意なご奉仕だった。

法外の料金に屈してしまったけれど、できるだけ早くその場を離れたかった私たち。

二人の「団費」から4000ルピーが見事に消えていった。一人1600円くらいの損失となる。

反省と学び

とんでもないところで降ろされるケースもあるといいます。一応アルピコの前で降ろしてくれたのは良かったと二人で慰めあったしだいです💦。

注意していたつもりでも、うまく引っかかってしまうものだと反省。でもこの悔しさは翌日に生かされたのですから、1600円の勉強代も無駄ではなかったのです。

人は失敗で学ぶというけれど

翌日も同じ通りを歩きました。海を眺めながら余裕です(笑)。

もちろんシャツ男たちは声をかけてきますが、全て無視!

目も合わさず(これが一番)!

この日私たちは、シャツ男やトゥクトゥクの運転手たちの誘いをすべて蹴散らし、進んでいきました。気持ち良かった~!

ひとは失敗から学ぶとは言いますが、本当ですね。

実は私はタイのチェンマイでもトゥクトゥクに乗りました。あの時は平和でした。

マレーシアのペナンで乗ったトライショー(3輪人力車)のおとなしい運転手さん。すごい交通の中を無地にホテルまで届けてくれました。感激したほどです。チップを快くあげたのはいうまでもありません。

そんなわけで、まともにボラれずにこれまで旅行ができたのですが、今回の失敗でちょっとだけ成長したかな?人間失敗しながら成長するというからね。

このトゥクトゥクのボラれ体験のせいで、帰りの空港まで乗ったタクシーでも不安がありました。事前にホテルで予約し、支払いも済ませていたにもかかわらずです。疑い深くなっていました。

ところがこのタクシーの運転手さんは、とても穏やかで感じの良い方でした。夕方のものすごい渋滞の中をイラついた様子もなく、慣れた感じでハンドルを握ってしました。

旅行の最後の締めがこの優しい運転手さんで本当に良かった!空港に着いたときには、快くチップをあげることができました。

それにしてもコロンボのトゥクトゥクと声かけ男のチームワークの良さには、感心してしまうほどです。あ~あ。

追伸

特に女性の場合は、夜間にトゥクトゥクには決して乗らないこと。またお金で解決できるならば、無理に交渉せずに払ってしまうのも手段の一つだと思います。たとえ日本人はバカだと言われても、命が一番大事!

「ボラれた~!コロンボのトゥクトゥクのチームワークの手口」への2件のフィードバック

    1. 小林様
      コメントありがとうございます。
      やはりやられましたか~。あなたが警察に通報したことで、悪い商売をする悪い奴らが少しでも減ることを願うばかりです。

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